久々に死んだ母の夢を見た。
買い物から帰ると、母が白いセーターを着て、元気な姿で、にこにこしている。
良かった! 寝た切りだったのが治った! こんなに元気になってる!
と、夢の中でもとても嬉しくて、思わず母に抱きついた。
ところで、目が覚めた。
久々に死んだ母の夢を見た。
買い物から帰ると、母が白いセーターを着て、元気な姿で、にこにこしている。
良かった! 寝た切りだったのが治った! こんなに元気になってる!
と、夢の中でもとても嬉しくて、思わず母に抱きついた。
ところで、目が覚めた。
ここ最近ずっと夕方になると吐き気が生じて体調が悪い。
今年に入ったくらいから、ずっと下痢と便秘を繰り返していて、それが三月中旬ころ、吐き気も加わり、大変だった。
微熱が続いていたのは少し良くなったが、胃腸の調子が悪くて、だるいのである。
家族は医者に行けというが、内視鏡とか怖いし気が進まない。
私も63だし、色々検査はしておいたほうがいいとは思うのだが……そもそも出不精で、しかも膝が悪いため、医者に出かける気がしない。
三駅先に出かけただけで、ぐったりする。
出かけなくても、ぐったりする。
慢性疲労症候群というのがあるらしいが、とにかく毎日とてつもなく疲れていて、だるいのである。
源氏千年紀のころ、全訳をして源氏鬱になったものだが、
今回は、大河関連で、源氏疲れがきているのかもしれない。
予約始まりました。↓
事故物件の日本史、二回目更新されました。
霊や鬼の出る河原院をモデルにした六条院に、怪異の絶えない二条院、そして広大な墓場である宇治……。
紫式部はなぜこんな曰く付きの屋敷や土地ばかり、今でいう事故物件、霊的スポットばかりを物語の舞台に選んだのか。
そのことがずっと疑問だったのだが、『源氏物語』が基本的に皇統乱脈を描いた物語であることを頭に浮かべながら、この三つの場所を見つめているうち、興味深いことに気がついた。
六条院、二条院、宇治……のいずれもが、天皇に関係している、それも皇位に近い位置にいながら天皇になれなかったとか、あるいは即位しても退位させられたとか、皇位継承絡みの恨みやいざこざがあった人々の屋敷なのである。
4/末発売。ご予約下さい。↓
小林製薬の紅麹サプリが話題になっている。
実は私も去年、ヨドバシの通販サイトで購入してて、
先週、ヨドバシからお知らせがきて、気がついた。
幸いというか、買ったままのみ忘れていたから開封していないのだが……。
もしのんでいたら、何の症状が出なかったとしても、不安にさいなまれていたに違いない。
小林製薬の通販サイト以外で買った場合は、4/1から返品の手続きなどの案内をするらしいが……。
健康のために摂取したもので不健康になるとか、恐ろしいことだ。
今後はサプリもなるべくとらないようにしよう。
紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ | 重要なお知らせ | 小林製薬株式会社
現時点での健康被害のあったロット番号も公開されてる。
ちなみに私のもってる商品。ロット番号は違ってたけど……今後どうなることか。
ちくちくと書いていた『ひとりみの日本史』、先週、三校が終わり、きょうから予約が始まりました。
ぜひご予約・ご購入下さいませ。
ノーギャラで思い出したのだが、分電盤が壊れたので、先日、見積もりをしてもらった。
その時言われたのは、見積もりは、去年まではたとえ発注しなくても無料だったのだが、「2024年問題」というのがあり、今年からは、発注してもしなくても見積もり代金というのが八千円〜一万円発生する、と言われた。
人ひとりが家にまで行き、現状を見て、社に持ち帰り代金を計算する。それだけでも手間ひまがかかる。去年まではそれはサービスというか、発注料金に含まれていたが、今年からはそれはおかしい、ということになったらしい。
確かに……と思った。
そういう代金の発生しない「仕事未満」のような作業というのは至るところにあって、それぞれ専門知識や技術を必要とする場合が多いもんなぁ。
この方のこの記事が、xで話題になっている。↓
色々と共感を覚えるところが多かった。
他業界からすると、出版関係、マスコミ関係というのは、ものすごくおかしなことがまかり通っていると思うことは多々あるのだが、その最たるものがノーギャラの仕事だ。
ノーギャラで仕事と言えるのかどうか分からないが、
「本を売るため」
「宣伝のため」
という理由で、取材やイベント、媒体出演、オンライン媒体の抜粋記事(これに関しては全部ノーギャラ)などが、ノーギャラであったりすることがほとんどである。
とくにオンライン媒体が出てきてから、こういう傾向は強まった気がする。
版元にしても、「本が売れないから」「宣伝費がかさむから」という理由付けがある。
が、新聞社や出版社、ラジオ局やテレビ局、書店の人が給料なし、交通費なしかというと、そんなことはない。
だからこそ、色々と気を使ってくれて、飲食代を払ってくれたり、版元によっては交通費的なものをくれたりという向きもあるのだろう。
本を売るために一生懸命になってくれている、というのもありがたいことだ。
が、そもそも人を働かせてギャラなしというのはおかしいのではなかろうか。と私は思う。
オンライン媒体とか、ラジオ局などの感覚がマヒしているとしか思えず、出版社も宣伝費を抑えて本を売りたいから、それに乗るということになるのであろうが、そういう「仕事」を依頼される側にしてみれば、その依頼を見たとたん、金銭の問題以上に、精神的に疲弊するものがあるのである。
まして断るストレスや後味の悪さといったら半端無い。
ノーギャラで頼もうとする人は、もし自分であったら……給料もなし、交通費もなしで、二時間・三時間拘束すると言われたら……と考えてみてほしい。著者の場合、いやいや、それで本が少しでも売れればいいでしょ、それが給料だよ、という理屈であろうが、それで増刷されるまでに売れるということはあまりない。昔はテレビに出れば増刷ということもあったけれど。
また、その依頼を受け取った側の、自分はこんなに安く見積もられているのか、足元を見て言ってきているんだ、けど、本は売れてほしいし宣伝はしたい、何より関係者と気まずくなりたくない、相手に喜んでほしい……などなど、さまざまな苦悩や葛藤が瞬時に生じ、暗い気分になることを想像してほしいものである。あと、三日くらい引きずったりもするし。
増刷といえば、この話とは全く関係ないが、
『女系図でみる驚きの日本史』の七刷が決まりました。
この出版不況の中、ありがたいことだ。
娘が、「ママの本を買ってくれる人は全員サポーターだよ。ありがたいね」と言っていたが、本当にありがたい。
物書きはやはり本が売れてなんぼ、読んでもらえてなんぼだから……。図書館で読むのも、読まないでいてくれるよりはいいけれど、本が売れないと次の注文もなく、本は容赦なく絶版になっていく。ブログなどに「この本は図書館で読めば良し」なんて書かれているのを見ると、もしこれが本でなければ炎上ものだよなぁとさみしく思ったりする。
色々考えると、本というのは、とても特殊なものなのかもしれないね……。
それ専業で生活するような人は滝沢馬琴とか十返舎一九が初だというから、それだけで食えるものではないのだ。紫式部はもちろん、前近代のほとんどすべての物書きは、他に職があって、その傍ら、もしくはその職から得られた知見で以てものを書いていたわけだから。
そもそもこういうことがストレスな人はやっていけないというか、やめたほうがいいのかもしれない。
きのうは、池袋のジュンク堂で、辛酸なめ子さんをゲストにお呼びして、拙著『傷だらけの光源氏』の刊行記念イベントを行いました。
来てくださった方、オンライン視聴してくださった方、ありがとうございます。
(オンラインチケットは27まで発売しております)↓
3/19 『傷だらけの光源氏』(辰巳出版)刊行記念 「リアルとスピリチュアルで語る源氏物語」 大塚ひかり×辛酸なめ子online.maruzenjunkudo.co.jp
辛酸さん、私の本をすごく読み込んでいてくださって、質問事項もたくさん準備してくださり、とても真摯で優しくて感激しきり。
「池袋の女」の話、生き霊の話、そして辛酸さんの守護霊である茶色のイルカの話など、発見と学びの連続でした。
辛酸さんは、皇室もスピリチュアルもセレブにしても、対象を好きになりながらも距離感があって、鋭い突っ込みを入れているところがツボです。
客観性が半端無い。
紫式部的なリアリストなのかもと思いました。