猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

通販で買った2.5度の老眼鏡でパソコン、3.0ので本を読んでいるんだが、あまりに見えないので、いよいよ眼鏡を作らねばならぬかと、眼鏡屋へ。 はかったら4.0度! いくら若い頃、遠視だったからといっても、こんなにまで老眼が進んでいたとは。七十八の母より…

種彦の『近世怪談霜夜星』読み返したついでに、『浅間嶽面影草紙』も読む。えぐいが意外とぐいぐい読めて、一気。 『偐紫』は途中で嫌んなって投げ出したのに。 二度三度と読む気はしないし、泥臭くて辛気くさいのに、『東海道四谷怪談』にはない、妙ななつ…

『在宅ケア「小規模多機能」』

土本亜理子さんの『在宅ケア「小規模多機能」』(岩波書店)。 一気に読みました。 土本さんには、母の施設探しの時、メールや電話で相談し、大変心強かった覚えがあります。 ご本の冒頭の例は、私が土本さんに送ったメールをほんの少し変えてあるもので、土本…

先生の作品が入賞・展示されているので、 第27回読売書法展へ、書道仲間と。

猫列車

柳美里『ファミリー・シークレット』何気なく読み始めたら、止まらなくなって、一気。 虐待の連鎖はよく言われることだが、p71「締めれば締めるほど」反社会的な方向にエスカレートしていくとか、その他、共感するところ、ずんとくるところは多かった。 誰に…

あつち死に

残暑お見舞い申し上げますたQQ

自然発熱

なぜ水がお湯に?

俺の趣味

今日の東京新聞の夕刊に「古典に読む介護」書きました。 母のことがあって以来、古典を読んでも、そっち方面に注意が行ってしまうので。 産経新聞の近畿版(毎週土曜日夕刊)には毎週「古典にポッ」ってのを書いてます。いろんな古典の話を書いてます。600字な…

13日は母の見舞いのついでに実家に寄り、父と蕎麦。この日は死んだ祖母の誕生日。 15日、あつち死にしそうな夜、シバ、半死半生の蝉五匹捕食。 ブス論の時、読んだ柳亭種彦「近世怪談霜夜星」読み返す。 鶴屋南北は柳亭種彦の本をかなり参考にしてるんだよね…

東海道四谷怪談

昨日は東海道四谷怪談。 歌舞伎は昔からずいぶん見ているけれど、生首がごろんとしたり筋が辛気くさかったり、世界観や女性観が嫌いだが、四谷怪談はブス論的にも興味あるし、親の因果が子に報いで醜くなるというそれまでの累説話なんかと違って、薬で醜くな…

昨日は大学時代の友人と夕飯。 バンドやってるという、私の周囲にはあまりいないタイプなのだが、親のこととか誕生日が一日違いであるとか、共通する要素も多く、話題は尽きないのだ。 認知症の母の妄想を含め、人の記憶の形成について考えさせられた。

子供が学校の行事でいないうえ、夫が時間がとれるというので、一緒にインセプションを見た。 内容は……発想は面白いのに、夢の中身がいかにもだし、主人公があんなに妻に執着するのもいくら事情があるからって変(と、夫に執着されていない妻の私は思う。夫も…

我が家で「宇宙人の家」と呼んでる無機質な造りの豪邸の前を、シバと通りかかったら、門前にとめてあった黒塗りの車の近くにいたおじさんが、 「可愛いね」 と声をかけてきた。 「さっき雨降ったから涼しいかと思ったら暑くて」 と言うと、 「肉球がね犬はね…

ホスト遊びで二児放置母に、『日本霊異記』下巻第16「女人、濫しく嫁ぎて、子を乳に飢ゑしめしが故に、現報を得し縁」を思い出す。この母の場合、大きなきょうだいや、周りに大人もいたのだろう。子は死なないが、のちに語り手が当事者に聞いたところ、乳飲…