猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

すべてを忘れて眠るがよい&「女系図でみる日本争乱史」5

山口崇の「柳生十兵衛」が大好きだった。これ見て、山口崇と結婚したいと、当時思っていたほどだ。 しかも山口崇は、昔話の採集もしていて、「音と崇と昔話」なんてラジオもやっていた。 まだ文字も書けないころから「日本の民話」シリーズを読み聞かされて…

変態の日本史15&「週刊現代」12/8号

伏見憲明さんの「アデイ・オンライン」で連載している「変態の日本史」15が更新されました。 今回は私の専門ジャンルともいえるブスについて。 思えば、伏見さんとの出会いは、2000年、「クイアジャパン」3で『ブス論』(絶版)の取材をしてくださってことが始…

松本明子の便秘話

朝日新聞に今、タレントの松本明子の便秘話が連載されていて、これが色々衝撃的だ。 表現がカラダに響くというか、便秘の恐ろしさ苦しさが伝わってきて、うんこ星人の私としては、夜、寝る時、思い出してつらいレベルである。 私も中学以来、ともすると便秘…

とちおとめのババロア

小谷野敦さん『とちおとめのババロア』、「文學界」に掲載された時にすでに読みましたが、面白かったです。 書き下ろしもあるようで、読むのが楽しみです。 とちおとめのババロア 作者: 小谷野敦 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2018/11/21 メディア: 単行…

『海の猫屋』2

2005年1/15作 絵・文 大塚ひかり(一部・きじまゆみこ⇒ブログ estonian-mania.tokyo)

昔書いた漫画シリーズ『海の猫屋』1

娘の小さなころ、描いた絵本シリーズ第三弾、 『海の猫屋』

風刺画なんて

「風刺画なんて」展。 伊野孝行さんの司会によるトークショー、イラストレーターの方たちがこんなにたくさん集まって喋るのを見る機会ってそうはないのでは。 急遽決まったゴーン画の披露も楽しかった。 芝崎さんに会えたのも嬉し。 昨日はショックなことが…

花房観音さん『紫の女』解説

花房観音さんの『源氏物語』……『紫の女』の解説書きました。 これは花房観音さんの作品全部に言えることだけど、登場人物が欲望の塊。 生きることに対して図太いまでに貪欲で、読んでると、男と女、身分や容姿、才能は違えど、しょせんは穴と棒なのだなぁと…

折口信夫的思考

上野誠先生より『折口信夫的思考』ご恵贈頂きました。 大学時代、日本民俗学研究会はいって、 卒論も「とりばみ」という民俗行事がテーマだった(『枕草子』に見るとりばみから考察していった、今思うとけっこう斬新だった)。 はじめての一人暮らしには『柳田…

母見舞い。

母見舞い。 娘がもうじきまたエストニアに行くので。 我々が歌をうたったら、なにかぼそぼそ分からない英語の歌をうたっていた。 何を言っているか皆目分からず。 ホームの部屋には、亡き祖母のニューヨーク時代の写真が飾られていた。なぜか祖母の写真だけ…

『猫も羽で数えましょう』3

<これから、娘が小さいころ描いたつたない漫画を、毎週日曜日に挙げていくことにします> おしまい。 2000〜2005年ころ。 作・画 大塚ひかり タイトルと表紙絵など絵の一部は娘(きじまゆみこ→ estonian-mania.tokyo )

『猫も羽で数えましょう 』2

猫も羽で数えましょう。1

猫も羽で数えましょう

娘が小さいころ、2000年ころから2005年くらいにかけて、たくさん手作り絵本を書いたものです。 『猫も羽で数えましょう』 『タマのひみつ』 『ポロのみひみつ』 『海の猫屋』 などなど。 小さい娘の発案で書いたものも多く、中でも「なんで猫は羽で数えない…

あのころ。

私の最初の本、装丁は佐藤雅彦さんなんだよね。 凄く凝ってて、娘に言わせるとセクハラ? 的な仕掛けが表紙(をめくった部分)にあるのだが。とっくに絶版だが ⇒いつの日か別の日か―みつばちの孤独 このころの暮らしが下人だとすれば今は殿上人のような暮らしか…

うんこ座り健康法

いろんな健康法が、その時々で出てきますよね。 私の子供時代は紅茶キノコが大流行でした。 父も作ってたけど、食べなくなって、捨てた記憶があります。 こないだは友達に『ゼロトレ』っていうのを教えられました。 きょう、なにげに、うんこで検索かけてた…

立ち耳犬と寝耳猫

明日、寝耳猫は18歳になります。 18年前、夫が人にもらった猫です。 シバはペットショップで売れ残ってて大きくなってたのを20%値引きしてもらって買いました。もともと犬はそんなに好きではなかったけど、娘が小学生のころ、どうしても! と言うので飼うこ…

ライブ

昨日は町田康さんのライブ行ってきました。前日の夕方というぎりぎりに予約したので、入場を許されたのが最後の最後。いちばん後ろに近い席で、しかも立ち見だったので、疲れたけれど、やっぱり歌がめちゃくちゃうまくて、歌詞もしゃべりも面白くて行って良…

神保町の楽しみ

昨日、中高時代の友達と神保町で御飯食べたり古書店寄ったりお茶したりぶらぶらしました。 素晴らしかったのは溝口書店。 ここで五百円以上の買い物すると、トークンみたいなコインくれて、二階の自販機で好きな飲み物がのめるシステムになっているんです。 …

歯長又太郎

『吾妻鏡』治承五年閏二月二十五日条に、足利又太郎忠綱って出てきて、彼は清盛死後、平家に敵対して破れた志田(源)義広についていたものの、志田が破れたので、西海に赴くという文脈で出てくる。 彼が、"末代無双の勇士"で"三事人に越ゆる"という。 一に百…

昔は毒親ばっかし

いま後醍醐天皇のこと、調べているんだが、後醍醐天皇というと、皇子の護良親王のこと思い出す。 そして護良親王っていうと、子どものころ、鎌倉で見た、幽閉されてた土牢を思い出す。 ほんと、この時のショックは今も忘れられない。 こんなに暗い、じめじめ…

本の宣伝です

最近は売れないとすぐ絶版になってしまいますので、ぜひ今のうちにお買い求め下さい。↓ 「『昔は良かった』の嘘を知ることは、たくましく、したたかだった先祖のパワーを知ることでもあり、肩の力を抜いて今を生きることにつながるのです」「善悪問わず、現…

猫集めてる?

娘がウクライナのエアビーのホストからもらった猫カップと置物。ウクライナではホステルのロッカーに鍵をしてたのにパソコン盗まれるとかひどい目に遭った娘だが、次泊まったエアビーのホストが一緒に警察行ってくれたり凄く親切にしてくれたとか。 こうして…

「スキャンダルで読む百人一首」24回目

「ハルメク」12月号「スキャンダルで読む百人一首」24回目は菅家。史上最強の怨霊となった道真です。学者と鬼のこと書きました。学者の醜パワーのことは『美男の立身、ブ男の逆襲』(絶版)で昔書きました。それにしてもマダムさちこ、菊池体操のきくちかずこ…

こないだ白楽行ったら、こんな写真がはってあった。30年前、最初の本が出た時、亡き祖母が横浜の有隣堂でもらったらしい。祖母の生前はしまってあったのを、捨てるのも……というんで、出して張ったようだ。いま見ると、「大型新人」みたいに書かれてて恥ずか…

イメージの活用

『吾妻鏡』によれば、承久の乱後、後鳥羽院が流される途次、出雲で、“しるらめや憂きめをみをの浦千鳥鳴々しほる袖のけしきを”って詠んでて、やっぱ千鳥って、哀しみのこもった鳥なんだなと改めて思う。 『古事記』でヤマトタケルの魂が千鳥になって磯を伝っ…

関連痛

歯科的には「関連痛」ってのが一つ大きなものとしてあるというのは知ってはいたが、 ここ最近、その恐ろしさを身を以て知った。 10/中旬、目の痛みから肩痛、頭痛、歯痛に発展し、もうもともと何が痛かったのか分からぬようになった。 が、冷静に考えると、…

『吾妻鏡』の喜び

北条政子―尼将軍の時代 (歴史文化ライブラリー) 作者: 野村育世 出版社/メーカー: 吉川弘文館 発売日: 2000/07 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (10件) を見る 医科歯科ナベちゃん癒やされる。 医師を選ぶ時は腕もさることながら、さい…

死にたい

カレー沢薫先生のツイッターの背景に「死にたい」ってセリフ入ってて、いいなぁと思う。 「死にたい」は「生きたい」だというけど、たしかにそういうところもあるものの、単に疲れた、なにもかも……その他、複雑な気持ちや体感を、表現力が乏しいばっかりに、…