猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

和の明かり展

9/2最終日に行ってきました(8/31の襴があいてたのでここに)。 青森のねぶたが圧巻。 それ以外は、人が多すぎて、つらかったです。 百段階段は、人少なの折りに行くのが吉。

霊はいるのか?

写真は在りし日のタマ(下。2016.9/9没。16歳10ヶ月)とポロ(上。健在。17歳9ヶ月)。オス同士だけど、ポロは赤ちゃんだったので、優しいタマと仲良しになった。タマの夢は見るけど、タマの霊は見ないし、ポロも何かを見てるらしきそぶりはない。 小さいころは…

「人文書のすすめ」

人文会から出てる「人文書のすすめ」に「気がつけば人文書まみれ」という原稿書きました。 人文会というのはこんな組織。↓ jinbunkai.com 書店に置いてあるんだろうと思います。 写真はうちの老犬猫。猫は11月に18歳になる雄。犬は来年1月14歳になる雌。 昨…

「変わる」

手塚治虫の「火の鳥」で、サルタヒコって男がいたと記憶します。時代の流れとともに、サルタヒコはさまざまな姿で登場するんですが、印象的なのは鳳凰編の我王。我王は醜い上に人殺しはするわ、とんでもない悪人で、対照的にイケメンで優等生的な茜丸ってい…

中世の悪口

これ、町田康さんの『ギケイキ』の書評や解説でも書いたことなんですが、中世には「悪口」の罪というのがありました。 まぁ今だって名誉毀損罪というのはあるわけですが、中世の悪口というのはもっと重罪で、ダイレクトな感じ。 『「鎌倉遺文」にみる中世の…

焼米<やんごめ>食い食い

冷房してても暑いっす。 きのう、俗研の友達と会って面白いことを教えてもらった。 彼女の母方の本家のある房総地方では、お盆の時にこんな歌で先祖を迎えるというのだ。 「やんごめくいくい、きさっしぇ〜 水のみのみ、きさっしぇ〜」 そう歌い、「みそはぎ…

奥州旅行7 日本なのに「圏外」とは

恐山から仏ヶ浦に行くには山道いけばいいのですが、いろんな勘違いで、むつ市までわざわざ行って、そこから下風呂温泉や大間町、佐井町を通ったものだから、物凄い距離を走行することに。 この道が恐ろしかった。とにかく何もなくて、グーグルマップを見よう…

奥州旅行6 ヒバ

三日目(最終日)は県立郷土館と斜陽館いって帰宅したのだが、そのあいだに、本州最北端駅の「下北」へ。しかしここで線路が途切れているわけではなく、線路はその一つ手前の大湊駅で途切れているというので、そこへ。 下北もそうだが、大湊の駅舎もとても綺麗…

奥州旅行5 斜陽館

最後は五所川原の斜陽館へ。 この道のりもまた遠かった。 青森から五所川原に行くには山道が最短で、地元の人に聞いてもここしかないと言われて行ったんですが、山道苦手なので、イヤでした。 同行者は津軽海峡沿いの道よりは全然ラクと言ってましたが。 途…

奥州旅行4 サンスケ(青森県立郷土館)

三日目は青森県立郷土館へ。ここは良かったです。とくに「民俗」が、大学で俗研にいた私としては超絶面白かった。 良かったのはオシラ様、ボノ神、サンスケ。 サンスケというのは、山に入る時、十二人だと山の神の祟りにあう(事故にあう)ので、十三人にする…

奥州旅行3 津軽海峡→仏ヶ浦

二日目は恐山から、仏ヶ浦に行ったのですが、ナビ通り行けばよかったものを、海側を通っていったため、物凄い距離を走行しました。 もちろん電車はなく、バスもほとんどないので、レンタカーで(もちろん私は運転できないので同行者が)津軽海峡をずんずん行く…

奥州旅行2恐山

二日目は恐山と仏ヶ浦へ行ったのですが、とにかく恐山が凄かった。 硫黄の臭いが立ちこめて、ところどころ湯煙の立つ様は箱根の地獄谷チックなのですが、恐山ならではなのはウソリ湖。 霊場をまわってここにたどり着くと、極楽に来たというか、まさにあの世…

奥州旅行1 櫛引八幡

奥州合戦のこととか書いてるので、取材も兼ねて青森行ってきました。 一日目は八戸の櫛引八幡。八戸からタクシーで15分ほど。 源義家の弟義光の子孫南部氏による創建と言われる格式高い神社で、国宝館には赤糸縅の鎧と白糸縅の鎧が二領。 赤糸縅のほうはとく…

源典侍<げんのないしのすけ>の年収(★追記あり)

いま、次の「変態の日本史」書くために調べごとしたり、いろいろしてて、気づいたんですが(次はババ専・ジジ専で行こうと。これらは今は変態ではないかもですが、昔は変態カテゴリーであったかと)、19の源氏と関係をもった57,8の源典侍の年収の高さですよ! …

八幡太郎義家の残酷

八幡太郎義家というと、敵の安倍貞任との戦いのさなか、 “衣のたてはほころびにけり” “年を経し糸のみだれのくるしさに” といったやり取りをした、戦いの中にもたしなみを忘れぬ、優雅な武将のイメージがあるが、この話の記される『古今著聞集』は両者が戦っ…

しんさいニート

しかばね先生のブログ→ shikabane.hatenadiary.com で知って、『しんさいニート』買って読んだ。 もともと親に傷つけられていた著者が、しんさいにあって、うつになり、仕事でも行き詰まり、死のうとまでしたのが、 出会った人、カウンセラーに助けられて、…

朧谷寿先生

シバ 朧谷寿先生から、柴犬の写真一葉と、御本をご恵贈いただきました! ひょっとしたら、このブログをご覧になってくださったのかもしれません。 祖母・母・娘の三代の柴犬の写真で、今生き残っているのは14歳の娘柴犬のみとのことで、うちのシバ(写真。13歳…

藤原彰子

8/11(土)付け日経新聞で、朧谷寿先生の『藤原彰子』の書評書きました。 彰子は数えで87で死ぬまで一族のリーダーシップをとり、政界のトップに君臨していました。 そんな彰子の伝記を書き下ろしたのは、数え年80歳の著者なのですから、驚きます。藤原彰子:天…

スキャンダルで読む百人一首21

「ハルメク」九月号の「スキャンダルで読む百人一首」21回目は素性法師の「今来むといひしばかりになが月の〜」です。この歌、女の立場になって詠んだ歌といわれてますが、ほんとにそうなのか。実は男である素性が男の恋人を待つ歌なのでは?? というのが私の…

将門の里

いま「波」で連載している「女系図でみる日本争乱史」で、今は将門の乱のこと書いてるので(第六回予定だから掲載はまだまだ先)、 将門の里といわれる日の出町の「肝要の里」「大久野」行ってきた。 肝要の里、というのはそういう地名なのである。将門ゆかり…

医科歯科

九ヶ月ぶりに医科歯科いきました。 睡眠は三時間、十一時間みたいにばらばらにとったり、寝だめするのではなく、毎日一定時間寝れるようにすることが大事だと、睡眠表をもらいました。また、マインドフルネスの練習を勧められました。 一つのレーズンがあっ…

不眠と過眠

最近、体が変です。 いろいろマイナスな考えが頭を占めているせいもあるんでしょうが、夜明けまで眠れず、3時間くらい寝たあと目が醒めて、あとはだるだるな一日を過ごす。 その夜は早くに眠くなり、11時間くらい寝だめする。 しかしその翌日はまた眠れなく…

沖縄スパイ戦

きのうはポレポレ坐にドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦」を見に行きました。 ポレポレにこんなに人が入る? というほど満杯で、整理番号84番。 最前列しかあいてませんでした。 だから、見てるあいだじゅう首が痛かった。内容はまぁ衝撃的です。 とくに、…

ぼけない方法

ぼけない方法というのをテレビ・雑誌でよくやっている。 たいていのものは役に立たないと私は思っている。私の母などは食事も気をつけ、血圧もふつう、たばこも酒も吸わず、歯周病などもなかったが、二度の脳出血で脳をやられて、今では私のことも分からなく…

夏の鬱

冬季鬱というのが知られてますが、 夏の鬱というのもあるんじゃないか。とくに今年みたいに激アツな日が続くと、カーテンを閉め切って朝から冷房。 必要以外の昼間の外出は控え、用事は日が落ちた夜、こなすというドラキュラみたいな暮らしをしているうちに…

私と昔話

幼いころ、父に未来社の「日本の民話」を読み聞かされて育ちました。 などというと、良いお父さんですね〜優しい人ですね〜と言われるのですが、 ちょっと違う。 父は、いまでいうアスペで、親としてはダメダメです。 子供っぽくて、思い通りにいかないと怒…

犬の毛が凄い&ギケイキ2など

毎日、犬の毛が凄すぎる。 ブラッシングしてもしてもとれて、なお家を毛が舞います(写真はブラッシング後の放心シバ)。町田康さんの『ギケイキ2』、あのハルク・ホーガンから始まる『ギケイキ』の続き、決起した兄頼朝のもとに駆けつけるところから始まるん…