2007-05-19 小美代姐さん いま仕事で読んでる群ようこの『小美代姐さん愛縁奇縁』(6/27発売)の小美代姐さん(実在の人物)はにほひに満ちた人だ。もう81になるのにこのパワーは。 しかし群ようこは太安万侶か。どっきりするような色事の数々が淡々と書きつづられている。木の葉の散るように人が死に、花が咲くように人が番っていく。紫式部もそうだが、優れた作家は歴史記録者のように物語を綴っていくのかもしれない。というようなことを六月半ば頃発行の集英社のPR誌に書きました。