猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

嵐の日2

maonima2007-09-17

★★
きょう、子供と共にシバを散歩させてる途中、リードと一体型の首輪が外れて、シバがにげた。首輪があればまだしも、野犬同然の状態ではつかみどころがない上、なにしろシバの足は速い。もっとも我々の姿が見えないと不安になるらしく、すぐ近くまで来るのだが、つかまえようとすると逃げるのだ。川沿いの道を子供と二人でシバのあとをずーっと、ある時は走り、ある時は歩きながら追いかけて、とぼとぼ。困るのは、マラソン中の人に飛びかかろうとすること。いちいち謝りながら、エサで釣るが、どうにもならない。折しも散歩中の科学じいさんに逢って、じいさんが自分の犬でおびき寄せてつかまえようとしてくれたが、失敗。日も落ちてあたりはどんどん暗くなっていくし、
「ほっといても帰ってくるよ」
というじいさんのアドバイスに従って、
「もう帰ろうか」
と思いながらも、
「でも、首輪もしてない野犬状態じゃあ、家に帰り着く前に保健所に通報されて殺されてしまうのでは」
と心配でぐずぐずしているうちに、シバが網で囲まれた運動場に入りこんだ様子。
 チャーンス!
 運動場の入り口を塞げば、いけるかもしれない。くたくたになった足で、運動場に。子供と二人でエサで釣って、食いついた所を、とうとうつかまえることができた。
 疲れた。
 シバも疲れたらしく、途中でへたりこんでびくともしないので、抱っこして帰った。
 家を出てから二時間近く経っていた。
 ふー。蒲柳の質のヲバサンなのよ私は!!