猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

年の差研究者カップル

 ノーベル医学生理学賞を受賞したオリバー・スミシーズの妻は日本人で、前田信代さんという。
 テレビで二人が並ぶのをみて、ん?と思った。スミシーズさんはもうオジイサンなのに、妻はまだオバサンなのだ。
 それで年を調べると、スミシーズ82歳。前田58歳。ひやー24歳の年の差があるんだ。
 前田さんは81年にスミシーズ氏の研究室に入ったという。26年前だから32歳だね。スミシーズさんは56歳。
 で、結婚したのは15年前。前田さん43歳、スミシーズさん67歳だ。スミシーズ、やるなぁ。
 なんか、研究の中身より、出会って以降の二人の関係のほうが気になる私。32歳で出会って、研究を一緒にするうちにあーじわじわ愛がはぐくまれ、十一年後に結婚したのか。それとも当時、スミシーズには妻がいるかなにかして、離婚に手まどったのか……。
 スミシーズさんは、マリオ・カペッキさん、マーチン・エバンスさんと共に、あらゆるマウスを使って特定の遺伝子を操作したモデル動物を作り、いろんな病気の原因解明などに貢献したんだって。日本円にして一億八千万円の賞金はこの三人で山分けするらしいが、スミシーズさんの妻の前田さんも同じ研究室で夫と二人三脚でやってきたと新聞には書いてある。カペッキさんの助手とか、エバンスさんの助手とか、たくさんの人が関わっているんだろうから、受賞者三人で山分けっていっても、当然、そうした助手の人たちにも色んな形で恩恵がいくんだろうな。