日本にはSSRIは三種ある。認可された順にルボックス(デプロメールも中身は同じ)、パキシル、ジェイゾロフトだ。
八年前はルボックス1日25mgを一年以上、四年前はパキシル一日10mgを一ヶ月くらいのんだ。
ルボックスは初めの一週間、嘔吐と鬱、視力低下で辛いが、馴れるとソフトな効き目で良い。年単位で長期的にのむのに適してると思う。
パキシルは効果てきめんだが、便秘がひどく、一月と続かない。短期に何か決断したいような時に向いている気がする。
今年十月から『源氏』に専念しようとルボックス(1日25mg)をのんだら、今回は副作用も視力低下以外はあまり感じず、調子が良かったが、「新薬も出たよ」という主治医の言葉に、好奇心からもらった最新SSRIジェイゾロフトを三日前から飲み始めた。夕方あたりから、お腹のへんからぞわぞわするような焦燥感が上がってくる。あと、なぜか頻尿になった。
ジェイゾロフトはSSRIの中では世界で最も多量に処方されているそうで、挑戦したかったのだが、とても続けられそうにない。馴れたルボックスに戻すか、メイラックスていどの薬で熟睡できるようにした方が身のためだ。