無理が通れば道理も引っ込む。
あまりにひどい事態に、昨日から一気に衰弱。
わたしは蟻。
せこせこ働き、ちょっと目立つと踏みつけにされる蟻。
ダイエットなんて簡単さ。
金出して本を買わなくたって、ビリーズブートキャンプとかピラティスなんかしなくても、
理不尽な目にあって、それをくよくよぐるぐる一日、二日、皿回しみたいに頭で回していれば、三キロ減なんて楽勝さ。
中年太り、メタボなんてどこ吹く風ってなもんさ。
心が肉を食ってくれるんだ。
代わりに心が血を流し、いつもはいづこにあるとも知れぬ臓器のあちこちが自己主張する。
歯はここだ、胃はここだ、と、みんながこぞって、
「いるぞ いるぞ ここにいるぞ」
と、ぞわぞわぞわぞわ私に告げる。
それは辛いことだけど、痛いってことは生きているんだ、お前はこんなに色んなものを装備しているんだよ、というカラダの声、なのだろうか。
だとしたら、うるさい声だなぁ。