猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

やっと『源氏』に復帰

する気になって、やってる。
もうこれ以上、心を煩わされたくない。
闘わねばならない相手もいるが、それも嫌だ。
『源氏』が終わるまではとても無理。
もうお願いだから、私に『源氏』に専念させてほしい、マ社とマ氏。
あと、『オバサン論』と『歯医者が怖い。』で、も一つ、書かなきゃいけないことができたけど、もうストレスの極致なので、それはこの件が終わって、きちんと書いたあとにします。
となると、五月に入るだろうか……。ここはほのぼの犬猫ブログなので、そういうことを書きたくはないんだが。もしも書く必要が生じたらということです。
もう仕事だけに専念したい!!!



小谷野敦さんから『リアリズムの擁護 近現代文学論集』(新曜者)。
ぱらぱらっと見たが面白そうだ。司馬遼太郎が女について真実を書いてないってのに同感。

義経記』を訳した関係で、司馬遼太郎関係の取材を受けたことがある。
『週刊司馬遼太郎3』に載ってるインタビューをよんでもらっても分かる通り、私は司馬作品をあまり読んでない。新撰組の沖田と土方歳三にきゃあきゃあしてた女子校時代、『燃えよ剣』をよんだていどで、司馬の『義経』も父は読んでいたが、私は投げ出した。

司馬作品は、「中年男向けファンタジー」なのよね。
だからこそ、うちの父とか夫とか、妻の尻に敷かれている男が喜んで読むのね。

しかし武士的精神って何なんだろう。考えさせられる。映画評論家の佐藤忠男が日本人の90バーセント以上が農民上がりなのに、とくに戦時中だったか、皆が日本人の武士道を言うのは変だって、なにかに書いてたのを思い出す。


★★以上のように書いたら、中高時代の親友から以下のようなメール。
司馬遼太郎大好きの私としては
ひかりちゃんの、司馬遼をよんでいる人のカテゴライズには納得できないものが・・
・・
あのころからぜーんぶ読んでたし。ただし、「新撰組」関連以外ね。
(許せないから・・新撰組・・・)
 こちらでできた親しい知人も、「世に棲む日々」を読んで感動した人なので、
すごく共感してくっちゃべったし・・・若い人でも、ちゃーんと読んでる人は読んで
るので、読書傾向をあまり「ぶったぎっちゃわないほうがいい」ような気が・・・します。




源氏物語』に関する取材(4/15発売新人物往来社のムック)。