猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

やってもやっても

maonima2008-06-01

見直しが、
源氏物語』の見直しが終わらない。

11月第一巻刊行で、初めは七月入稿と言われていたものが、もう入稿しないといけないという。図表とか、校正とか、宣伝の必要性からなのだろう。
しかし毎月一巻六回発行で、私の計算だと、七月からの入稿ならなんとかイケルかと思っていたのだが、六月からとなると、きついものがある。

朝から晩まで電話もとらずにやっていてもなお終わらない。
外出といえば、一日二回のシバの散歩の時だけで、そのついでに買い物、図書館、銀行郵便局コンビニ支払い等、皆、済ませている。デパートとかもう何年も行ってない。服も靴もオール通販だ。
保護者会にいけないとかだけでなく、ほかの仕事にも支障をきたしていて、『源氏物語』千年紀だというんで頼まれたラジオだの美術館だの講演だのの仕事はまぁ断るのは仕方ないにしても、私にとってとても残念なことに、とうとう連載も一つ、お休みせざるをえなくなった。

WEB日本語は単行本になる予定であるし、けっこう調べものをしなくてはいけないのに、ここのところ、『源氏物語』にかまけるあまり、これがあまりできなくて、苦痛になってて、相談の上、今年半年間、お休みさせて頂くことに。
六月分がupされたら、次は来年一月だ。焼け石に水かも知れないが、精神的には少しラクになった。
カラダは相変わらずきついし、目も髪も肌もぼろぼろだが。
12月になったら、今よりはラクになれる。
源氏物語』以外のことも色いろできるだろう。
やりたいこと、行きたいところ、いっぱいある。友達にも会いたい。でも瀬戸内寂聴もすべての義理を振りきってやろうと決意したほどなのだから、私がそうせざるを得ないとしても、ましてもうすぐ入稿となれば、これはもう致し方のないことである。
源氏物語』、十一年前は『源氏の男はみんなサイテー』で嫌いなどと書いたが、今は嫌いとか好きとかいうより、日々是源氏、日々是勉強で、とにかく勉強になる、学ぶ楽しみ、声に出して物語を読み、演じる楽しみを極限まであじあわせてもらっているのだから、古典エッセイスト冥利に尽きるというものではないか。