猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

熱海と傘の夢

maonima2008-06-07

どこかに行きたいと思っていたからか、『源氏物語』の担当編集者と熱海に行った夢をみた。
トイレのような個室に荷物を預けて、熱海の町を歩いたが、昼間だと言うのに、どこも閉まっていて、たまたまあいていた漆器の店に入ろうとした所、手に木製の小さなお椀とコースターを二個ずつ剥き出しで持っていたことに気づいた。
「このまま店に入ったら万引きしたと疑われてしまう」
と思ったものの、かばんは預けてしまったから、そのまま店に入ると、店の中は段ボールの山で、奥にカウンターがあり、カウンターの向こうには五十歳位の頑固そうなマスターといった体の男がいて、
「もういっぱいなんだよ」
と怒っていたが、それは私たちに怒っているのではなく、ほかの客に怒っていたのだった。
すでに編集者はちゃっかり席に座っているので、私もその隣に座ろうかと思ったが、ふと、入り口近くの壁の張り紙に気づいて振り向くと、
「午後11時55分までこの店から出て行かない人からは、三万七千五百円を申し受けます」
と書いてある。
なんとなく、嫌になって、編集者を促して外に出て、
「ご飯にしよう」
という話になりかけるも、『源氏物語』のことが気になるしで、帰ることにする。
ところが、そこは熱海で新幹線はたくさん出ているはずなのに、三十分に一本くらいしかなく、そうこうするうち、私は我が家に着いたらしく、その我が家には玄関に二人の女がいる受け付けがあって、公共施設にあるのよりもっと大きな傘立てがある。
そこに傘を立てようとすると、我が家の受け付け嬢が、
「最近、傘が増えてしまって、どなたかが勝手に買っていらして困ります」
と言うので、私は、
「なんで自分のうちなのに、いちいち傘一つ買うのをあなたに報告しなきゃいけないの」
とぷりぷりすると、我が家の受け付け嬢は、しゅんとしている。
そのまま、私が我が家の何十本もある傘を並べていると、娘が、傘につけるタッグが我が家にはあるのだが、それを、好き勝手に傘につけているので、
「それは、『お客様がいらした時』用だから、ダメよ」
と私が諌めているという……。



いったい、夢の私はどんだけの豪邸に住んで、どんな暮らしをしているのやら。
しかし、この夢の話は、実は根幹に関わる重要な点をはしょっていて、そこまで書くと、実に恐ろしいような、目を背けたくなるような気持ちになるので、書かないでおいたのである。


★★おとといは午前一時から三時くらいまで、夫と年に一回くらいの大げんかをしたのだが、その時以来、じんましんがぴたりと出なくなってる。まぁまだ出てないのはたった二日だが。
(と、思ったら、シバの散歩から帰ってきたらやっぱり少しだけ出てきた。しぶといなー)
夫は仕事でいつも疲れてて、帰りは早くて十二時で、遅いと午前三時くらいになる。
それでも私が疲れていると、朝は六時半に起きて弁当を作ってくれることもしばしばだ。
弁当作りの時は、ついでにお茶わんまで洗ってくれている。
もちろん夫の性格なのか、愚痴一つこぼしたことはない。
何事につけても夫は口数が少ないのである。


そんな夫を見ていると、私は自分が物凄く低級な人間なのではないかと、ふと思うことがある。
ここ一月、口をきく時といったら、朝、夫が出かける際のみだった。
休みは去年の春から週一で、疲れているのか、一日死んだように寝ている。
私も『源氏物語』で大変だし、いらいらしていたのである。

★★★
ラスト・フレンズ」が、子供らの間で凄い人気だ。
ラスト・フレンズが終わると、うちの子なんか、すぐさま携帯が鳴って、友達から感想が送られてくる。
学校では、翌日はその話題で持ちきりで、それぞれ、ラストはどうなるのか、色んな予想を立てているようだ。
私まで『源氏物語』やりつつ、ついついみてしまう。
しかし錦戸は迫力ある。暴力振るってる時の顔がぞくっとするほど色っぽいのがまた怖い……。
錦戸はプロだなぁ。
それにしてもあんだけやったら、ふつう警察に通報されるだろう……。