猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

ありがとう知らない人

maonima2008-06-11

今日、娘と散歩中、喧嘩をして、腹立ち紛れにええいとカバンを持ってる手を振り下ろしたら、リードが離れてしまい、シバが遁走。
もういいやシバなんてと思ったが、やっぱり探しにいったら、思いのほか近くに。
やっぱ、なんだかんだいっても、遠くには行けないんだね。
買い物で待たせている時も、ぺたーっとつまらなそうな顔をしているのに、私の顔を認めると、しゃきーんとお座りするし。



リードがとれた状態だったが、学生さんらしき人が空き地にはいつくばってつかまえようとしてくれていた。
シバはカエルをつかまえようと夢中だった。
それを最終的につかまえたのは、私。
学生さんらしき人はとても親切で、家まで自転車を押してくださったので、お礼に玄関にあった「ブス論』を差し上げた。
あまり嬉しくないお礼かもしれないけど、
「ラッキー」
って言ってくれたから、私もラッキーだ。



しかしなぁ、どんなにイライラして、もうシバなんていらない!
と思いつつも、ちょっと探しに行くと、こうして学生さんだの、小学生だの、オジイサンだの、オバサンだのオジサンだの、見知らぬ人たちが手を差し伸べてくれるんだから、やっぱり受け止めざるを得ない。
もしも私が本気でシバなんていらないと思ったとしても、こうした親切な犬好きな人が、もらってくれるのかもしれない。
最近、玄関にシバを置くようになったら、三人の通りすがりの人(サラリーマンとOLと年輩女性)に、ごみ捨ての時とか、立て続けに、
「ワンちゃん、最近みないけど元気ですか」
と訊かれたし。
コアなファンがいるんだなぁ。



それにしても、娘にはわーわー言われるし、もう心身共によれよれで、落ち込んでいただけに、
人の親切が身にしみた。