猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

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那須で深まる犬との絆

maonima2008-07-20

夏の思い出が那須しかないので、このところ牛のように那須ばかり反芻する私。
さっき、シバの散歩をしていて気づいたが、最近、シバのスッコンが減った。
同時に目線で私に「ね」と合図することが多くなった。
那須で四六時中すごした功徳だ。
と、思う。


というのも、シバはペンションの、自由に犬が駆け回れるドッグランで、ほっかむりをした大型犬とその仲間たち、合計四頭に囲まれてえらい目に遭った。
一日目は娘が守った。
娘のところにシバは駆け寄り、また飼い主の中年女性が犬たちをすぐに叱ってくれたので、事無きを得た。
ところが翌朝も、同じように四頭はシバを取り囲む。
今度は飼い主の中年男性(前日の女性の夫)が出てきたのだが、前日の女性と違って、なかなか犬を諌めようとしない。
あげくシバは追いつめられ、しっぽは動物病院でも見たことないほどにうなだれにうなだれ、ぎゃんぎゃんぎゃん悲鳴を上げ続けている。
中年男性は最初は「遊びたいんだよ」と放置していたのだが、さすがに見かねて、犬たちを制止するものの、興奮した犬どもはもはや聞く耳をもたない。
そのあいだにもシバは悲痛な声をあげている。
その場にいたうちの家族は私ひとりだったので、大型犬四頭は怖かったが、決死の覚悟でドッグランに飛び出して、シバを抱き上げた。
とたんにあごのへんがあつくなって、(ペロッとなめると)しょっぱくなった。
と思ったら、興奮したシバに口端をほんの少し噛まれて血が出ていた。


その時から、の気がする。
シバが、私をかつてない敬愛のまなざしで見つめるようになったのは。




私が出した指に、目をつぶることもなく、にこにこしていたのも、
「うちを守ってくれるこのシトが、うちにとって悪いことなんかするはずがない」
という信頼感ゆえだったのかも。

小さい頃からずっと犬嫌いだったけど、最近やっと、犬好きの気持ちが少し分かってきたような気がする。