きょうは江川達也さんと対談。江川さんと正式に対談するのはこれで二度目。
とても楽しかった。
しかしいま、頭が割れるように痛くて歯も痛くて吐き気がするので、頭が苦しいことバージョンになって、楽しいことが書けない。
じゃあ書かなければいいのだが。
苦し紛れに。
頭が痛くなったり熱が出ると、一本、ぎりぎりで神経残した歯があるからそれが疼くのだ。
う〜。
江川さんが豪語するところによれば、男女関係では相当の修羅を見ているのだとか、う〜痛い。
「どんな学者だって、俺の体験したことと比べたら、足元にも及ばないことは確実だから(『源氏物語』のエロスだって学者が俺以上に分かるわけがない)」
と。
そうだ、光源氏とかって十二歳で女あてがわれているんだものね。
以前、アエラか何かで見た江川さんの若い頃の写真って知的な美少年だったし、それもむべなるかな、とうなづく。
でも私も若い頃、広告業界の人たちとつきあう環境にあったのは、今思うと、『源氏物語』等の古典の理解にとても役立っている。折しもバブル華やかなりし頃だったし、あの頃の広告業界には本当にいい男がいっぱいいたし、勢いがあったと思う。働く若い女と見れば、とりあえず口説くという(簡単に口説いてきたのは、私が「女房」レベルと見くびられていたからか? 結婚はれっきとした「家」の娘とする、ということで)平安貴族みたいな男たちがうようよしてたし。




 絶世の美男とブスと結婚させたりとかは紫式部の作家としての実験?と尋ねたら、江川さんによれば、
「違うと思う。そういう男が実際に身近にいて、それをふくらませて書いたんだと思う」
とのこと。
美人とやり飽きるとブスが新鮮でエロいんだとか。エロスが成熟していた平安時代ならそんな男、ゴロゴロいたろうし、柏木が女の代わりに猫を奪って抱くのも、
「普通でしょ」
とのこと。
いつもながらスケールの大きい人だと感じる。