猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

めげずに、こつこつ本の宣伝しています。ツイッター⇒https://twitter.com/hikariopopote

ビューティフル・ピープル

maonima2009-02-10

カルビクッパの残り汁に玄米の残りご飯を入れて食ひながら、
なにげにテレビをみていたら、
ビューティフル・ピープルという、美しくなければ登録できないという、デンマーク発(テレビではイギリス人が作ったと言ってたような)SNSが紹介されていた。
男女とも、会員になれる条件は「美しいこと」。
入会は既会員の投票によって「美人」と認められれば、許される。
で、テレビでは会員の顔が出てきたのだが、
これが、案の定というか、思った以上に美しくない。
ホステスである会員は、月にかける美容費30万円というが、
鮨の食べ方もちょっと……だし、
私には、西原理恵子とかくらたまさんのほうがずっと美人に感じる。
クールガイが売りっていう男も……。
唯一、最初のほうに出てきた21人の従業員を抱えるという社長は、
ギラギラした色気があって、良かったけれど。


全体的に、
「知性」の輝きが足りないもんだから、
まったく美しく感じられないの。
テレビのスタジオにいるコメンテーターも、
たぶんそんなふうに思ってるよと無言の主張顔。
テレビの人はずるいね。意地が悪いというか…。



でもまぁ、同じ価値観をもつ人どうしの出会いの場としては、いいだろう。
27歳の娘と共に入会を許可されたなんていう57歳の女性もいたりして、
年齢で差別しないところはエライ。
もっとも、サイトをみると綺麗な人の顔写真もあるにはあるから、
http://jp.beautifulpeople.net/frontpage.asp
ほんとに綺麗な会員は、テレビには出てこないのかも。
まぁ、そんなもんだよな。
って、残飯カルビクッパ食ってる人に言われたくないだろうが。


「見た目はそりゃあいちばん大事でしょ」
ってライターである会員(男)が言ってたが、
それにつけても平安中期に似てるなぁ。
いつも本で書いてることだけど、
平安中期なんて、美醜は前世の善悪業の報いと考えられていて、
源氏物語』には、
“罪軽きさま”
なんていう美人の形容もあるんだからね。
美は善であり、醜いことは悪、罪深いんだよ。
アメリカの整形事情をルポした『ビューティ・ジャンキー』によると、
現代のアメリカ社会でも「美は善」と考えられてて、
醜いのは治さなきゃ、って感じらしいよ。
現代アメリカ社会と、平安貴族社会は、
見た目至上主義ってことで、重なるんだよね。
それで、「新潮」3月号の原稿では、もしも平安中期に整形技術があったら、
源氏物語』の作者は、登場人物の誰に整形をさせるって設定にしたか、
なんて考えたんだけどね。<写真は知性ゼロでも、本能のずる賢さをそれと見せずに輝く、野生美のシト>