猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

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一穴主義の使用例

★「源氏物語と七絃琴」京都シンポジウムの資料とディスクをいただいた。
原豊二さんのレジュメのまとめのところに、『源氏物語』の研究をしていると、山田孝雄氏『源氏物語と音楽』の影響からか、七絃琴の廃絶ばかりを気にしてしまい、受容の始まりについてはあまり論点とならなったといった箇所、源氏が世界で通用する外交センスをもった人物、たとえば、
「中国大陸に渡っても、阿倍仲麻呂のように十分やっていける人物として造型されたのではないか」(原さんレジュメより)といった指摘が、興味深かった。
 源氏、知識や芸だけでなく、胆力もカリスマ性もあるからな。
 武士の棟梁としても十分やっていけそう。
  
 

 去年の三月に明大で行われた「『源氏物語』と七絃琴」のシンポジウムのレジュメは、とても役立って、「若菜」巻が入る全訳の四巻の参考文献にもあげている。
 その四巻の初校を今、直しているところだが、5/10発売の予定が、もう現時点で間に合わず、6/10発売に延びることになった。
 急いでやれば5/10にでなくもないらしいが、
「出版時期が延びてもより良いものを」
と、編集の方が言ってくださっているので、ありがたい。


★★大学時代の恩師瀬野精一郎先生(日本中世史)から、『源氏物語』の第三巻のご感想をいただいた。
「付録の『セックス年表』は(中略)私のような一穴主義者にはよく理解できません」
とのこと。一穴主義という語をこうして現実のやりとりで使われているのを初めて見た。
さすが瀬野先生。
ちょっと感動。



★★★「R25」で取材受けたのが記事になったようだ。
http://r25.jp/b/report/a/report_details/id/110000006408