きのう、「ヲタ嫁」りへさんのブログ(http://ishidarie.blog118.fc2.com/)で知って、「いい旅・夢気分」に山口崇が出るというので見る。
年とってたけれど、素顔の崇を見たことがなかっただけに、楽しめました。
竹脇無我ととってもいいコンビ。
「若返りの湯があるんですよ」と言う60代〜70代くらいのおば&おばあさんのグループと平淑恵が話してたら、平に、
「まさか混浴じゃないよね?」
と聞く崇。
平がそれを受けて「混浴ですか?」とおばさんたちに訊き、
「混浴じゃない」と返ってくると、
「よかったね」「よかったね」
と、テロップで強調されつつ、二人しみじみする崇と無我の画に爆笑。
あとで「いや、残念だよ」と、真顔で崇がフォローしてる部分は、テロップでも無視されてたけど、私は聞き逃しませんでした。
こういう、真正直なとこと人の好さが崇の魅力。あと、とりあえず「女の裸は見たいと言っとくことが男のマナー」みたいに信じてるらしきところが、昭和11年生まれならではの、「男」をしょってるっぽさで、可愛くもあり。
SLに乗って、「いい!」を連発。壊れた窓を見ても「この壊れかけているところがいい」と言う崇に、「何もかも良いね」と応じる無我。
車窓から露天風呂の裸の人が見えると、「おーい」と手を振る崇と平。無我だけじっとしてるので、
「向こうは随分、手ぇ振ってるよ」と崇。
「無我さん、なんで手ぇ振らないんですか」と平。
「振らなきゃいけないの」と無我。
「いけなくないけど、合図だけでもしてあげると喜ぶよ。あ、無我ちゃんだ、って」と崇。
無我と一緒だと崇が馬鹿に見えるけど、馬鹿じゃ、ああはできない。
「あそこでお茶を刈るのね」と言う平に、「刈るじゃなく摘む」と教養を見せたり、遠くに見える吊り橋を「いや、大したことない、大したことない」と、サバイバル能力というか、動物的勘の鋭いところもさりげなく示したり。
大欲は無欲に似たり。大賢は大馬鹿に似たり、と思ったことであった。
『葉隠』(←大嫌い)聞書一にも“芸能に上手といわ(は)るる人は、馬鹿風の者也”とあるしな。
きょうあたり、『源氏物語』第四巻が発売になってるはず。編集のNさんが考えてくれたオビの「源氏は、さらに若妻を求めた」って文句が気に入ってます。http://www.amazon.co.jp/-39-7/dp/4480424849/ref=sr_1_6?ie=UTF8&s=books&qid=1244781547&sr=8-6
- 作者: 大塚ひかり
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (5件) を見る