猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

http://d.hatena.ne.jp/maonima/20090520
区民センターで話をしてちょーだい、地域のためよ、って言われてたこの件。
その後も電話はかかってきて、11月末頃、全訳が終わるから、その時考えるとかいって先延ばしにしていたら、やっぱし昨日、お電話が。
地域に貢献するのははっきし言って、もう少し年取って暇になってからにしたいのだが、今回の母のこともあるし、母世代の人から情報も聞きたいという下心もあって、とりあえず一回だけ受けることにした。来年2010年4/10か4/17に、「ブス論で読む『源氏物語』」をテーマに。
と、電話で何度も言ったんだが、依頼してきたおばさま(ボランティアで、なさってるとか)、
「ぶすっていうのは」
「ああ、醜女のことですよ、ブスですよ」
「はぁ。どんな字書くんですか」
「?」
「物理のぶつですか?」
「!」
 ぶすじゃなく、「ぶつ」だと思っていたのだ。



 ブスってことば、年配の方はあまりお使いにならないらしい。
「あがり症で」と断ったのを「ぜひ」と言ったのは向こうなのだが、私の本も読んでなかったのね、しくしく。
 区の広報に載せるため、講座の趣旨を50字で書かなくてはならないらしく、
「私にはちょっと分からないもので、それも書いて下さい」
と言うので私がそれも書く事に。
「一回とおっしゃらず、講座をもってくだされば。ほんと、年を取った講師の方はたくさんいらっしやるんですよ。でもお若い方にしていただきたくて」
と言いつつ、
「謝礼はもう微々たるもので、ほんとに申し訳ないのですが」
と言うから、
「いや、それは分かってます。いいですよ。別で稼ぎますから」
と答えたものの、そりゃあ、講師が年寄りで固められるのも無理はあるまい。
現役は生活費、教育費、もろもろ稼がなきゃいけないんだから、そんな金にならない講座、金と時間のある老人以外は、義理でなければなかなかできないよね。
とは、そのおばさまには言わなかったが、この世話役のおばさまに私を紹介した犬友達のおばさまには、やわ〜っと言っておいた。
だけど、私も正直、母の現状を見ていると地域とのつながりってほんとに大事だなーと痛感したので、こうしたことはいい機会だと思っているの、四年に一度くらいなら……。
(ちなみに結局、謝礼はいくらなのか聞いていない。私も怖くて尋ねる気になれない)
いい介護のケアマネジャーとか知りたいし。



しかしね、それでも大勢の前で喋る事に馴れてる人、上がらない人ならまだしも、私は大のあがり症で話し下手。
十年前、某図書館で二時間喋って20万円というのにつられて、喋った時は、一週間前から準備、前日は予行練習までしたのに、当日、途中、頭が突然、真っ白になり、言葉が詰まってしどもどして、講座のあとの懇親会の気疲れがトドメとなって、帰宅後は九度近い熱が出てさらに一週間パーになり、以来、10万でも20万でも喋りは断ってきたのだが、
まぁ今回ばかりは、地域で生きていくためにも、一度はやっておかねばと思ったのよね。
なんか変な発作とか出なきゃいいけど……。