猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

今日また子供の熱が八度を越す。
油断してぶり返したようだ。


ゲラの合間に読んでたユニクロで有名なファーストリテイリング会長兼社長 柳井正の『成功は一日で捨て去れ』がとっても良かった。
日本の大企業の問題点だけでなく、外資系企業に日本人が抱きがちな勘違いや幻想も指摘されていて、納得できた。
経営は常に「砂上の楼閣」と同じ、会社というのはなにも努力しなければつぶれるもの、
障がい者」(いま、「害」って書かないのね。本には「がい」ったて書いてあった)を雇用することで効率もむしろアップすることが分かった、何よりご両親が非常に喜んでくれるという話、
火曜から金曜の週四日をノー残業デーにすることで、介護や買い物など家の用事にあててもらう、そうやって家庭の崩壊を防ぐことがお客のため国のためになるという考え方をして実践している話、
弱い所をなんとかしようとするより、「弱い部分は無視して、自分たちの強い部分を活かした経営をしたほうがよい」、長所を伸ばせば、欠点も何とかなるという話……。
すべて経営だけでなく、家族や夫婦などにも当てはまる。
介護にもあてはまると思った。
ただ気になるのはユニクロの社員の給料。
残業も少なく、「全社員、経営者マインドを持って」と言うが、それに見合う給料は出されているんだろうね?とか思っちゃう。




熱の子が「マンガを読みたい」と言うから隣の駅の書店まで自転車で行ったら、つぶれてたので、さらにもう一駅先の書店で「コーラス」一条ゆかりの「プライド」の10巻。もより駅の本屋は跡継ぎがいなくて、なくなってしまったのだが、こう本屋が近くにないとほんとに困る。アマゾンだって最低一日はかかるわけだから。
寒いせいか、じんましんがいっぱい出て痒い。
来年から始まる仕事とかもろもろの準備と自分の楽しみのために、とりあえず今日は『万葉集』を読み返す。