猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

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maonima2010-03-20

昨日はオバサンに関する取材。
五月一日発売「月刊清流」の。




きょうは母の見舞い。
母はずいぶん元気になっていたが、全般的に意欲が落ちていた。
父は相変わらず自分の話が多く、母が英語の本を欲しがってるのに「どうせ読まないから持ってこない」などと言うから、
「たとえ読まなくても、馴染みのあるものに囲まれて過ごしたほうが安心すると思うよ。英語はママの拠り所なんだから」と言うと、
「今はたんすとかも施設の借り物だから、家から持ってきてから、本は持ってくる」と父。


父が、母の弟夫婦も呼んだので、賑やかな一日となった。
母は、この弟夫婦のいる白楽に今も自分が住んでいると勘違いして、そこで英語の教室もやるという妄想を口にしていた。
施設の人たちは本当に親切で、食事も珈琲も美味しかった。
しかし母はなかなか先住民の輪には入っていけてないようだった。
女子校なんかでも、小学校のある学校だと、中学から入ると、すぐには馴染めないもので、まして年寄りともなれば、ますますそうだろうから、
仕方ないだろうなと思うけれど、おばあさんたちがきゃあきゃあ楽しそうなのに、母がぽつんとしているのはなんか可哀想だなと思った。
父がしじゅう来ているとはいえ、父がいると余計に輪に入らないから、ぽつねんとなる。
母以外にもそういう人はいて、じゃあそういう人同士でくっつくかというと、そうでもない。
母は社交的な人だったのに、やっぱりずいぶん変わってしまったようだ。
「ここで英語の教室を開くの」
と、言ってる母がいじらしくもあり、そういう気持ちがやはり母の心の支えなのだろうとも思った。





椅子にのせられたままお湯につかる機械風呂。
「最初は怖かったけど、馴れるとジェットコースターみたいで案外楽しい」
と笑う母のことばに和む。
「腰を浮かすとお尻も丁寧に洗ってくれる」
「トイレでズボンをスポッと脱がすのが介護の人の楽しみらしい(なわけないだろ)」
「(おむつを)これあったかくていいわぁって言ったら、いいですかこれがって、介護の人笑ってた」
等々、二度目の脳出血以降目立つ母の尻ネタを聞いてると、
「この母にしてこの娘あり」という旧約聖書(最近わけあってずーっと最初っから読んでる)の「エゼキエル書」の一節が頭にリフレイン