猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

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maonima2010-05-09

子供が三歳までは母は家にいるべきっていう神話がまだおおやけの場で発言されたりしているってこと、ツイッターで知った。
三歳まで母親が家にいて子につききりの時代なんて、高度成長期以外にはまれでしょ。
幕末明治の外人による日本紀行には、幼い子供が乳児をおんぶひもでくくりつけて遊んでいる様がしばしば出てくるし(父母・祖父母は仕事に出かけているのである)、
平安時代、貴族の母親は、子育なんかしなかった。
乳母がみていたのだ。
それがいいとは言えないかもしれないが、そのために現代よりどれだけ支障が出たかというと、それほどでもないだろう。

「三歳まで母親は家に」と、私も母とか仕事関係の人に言われたことがあるが、五ヶ月から保育園に預けて良かった。
二人きりでいたら虐待してたし、しなくてもノイローゼになってた。
現に事件にならずとも追い詰められてる母親は多い。子は多人数で育てた方が良い。
育てた方が、と書いたけれど、
「子育て」って表現も私は抵抗感あって、
「子養い」
「子守り」
って言葉のほうがしっくり。
子は多人数で見守るほうがいい。
兄弟も多く大家族で、使用人とかが出入りしたり、あるいは外との垣根が緩かった昔はまだしも、今は母が三歳まで家にいろってったら、一人っ子がほとんどだし、父はふつう仕事に出てるし、子と二人きりになるからやばい。



親の介護は子がすべきって考えもどうかと思う。
親と子と一対一だったり、親子の関係が悪かったり、そうでなくても子側の負担が大きかったりすれば、老人ホームや老健などの施設で他人が世話をするほうがよほどいい。
施設での虐待より、家での虐待のほうが、子供に関しても親に関してもずっと多いに違いない。




そういえば、昨日、母を二時間だけ一時帰宅させた帰り、
「今度は●ちゃん(うちの子)も一緒にここでお寿司でも食べたいわね。昔みたいに」
と言っていた。
この土地には住んでいたことすら忘れ(43歳から35年間もいたのに!)、トイレも最初から洋式なのに和式と思いこんでいたほど四十代以降のことは忘れている母なのに、そういうことは覚えているんだ。と、一瞬、胸が詰まった。
自分がいろいろと出来なく成りつつあることも自覚しているようで、
「昔はこんなこと簡単にできたのに、いつの間にできなくなっちゃったのかしらねぇ」
とも言っていた。