猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

このところ頭痛がひどかったが、今日になって少し快復。
やることがたくさんあるのに。
誕生日が一日違いということでちょっぴり気になっていた永田洋子が死んだので、今さらながら関連本をいろいろと。
瀬戸内寂聴永田洋子 往復書簡』
瀬戸内さんは、
戦争に行ってたくさんの人を殺した人がいる、原爆のボタンを押した人がいる、追い詰められれば自分だって人を殺したかもしれない。
そうした戦争をしたあとで天皇制を変えることができなかった自分らがこの事件に無関係と言えるのか、
みたいなことを言ってて、やっぱ瀬戸内さん好きだと思った。




佐々淳行連合赤軍あさま山荘」事件』には、警察犬アルフ号が表彰される場面が出てくる。
著者がアルフ号は褒められてるって分かってるのかと訓練係の巡査部長に聞くと、
「賢い犬だからちゃんとわかってらっしゃるんです」
と巡査部長。
「変なところに敬語を使う人だ」って、著者は書いてるんだけど、分かるわぁ巡査部長の気持ち。
ほんと犬はわかってらっしゃるって感じするんだよね。
アルフ号の訓練係の巡査部長や警部補は警察犬が可愛くて仕方なくて、警察犬を山荘内に突入させて噛みつかせろという案が出た時、警部補は、
「なんとかそんなむごい使い方をさせまいと、いろんな理由をあげて」訴え続けた結果、野外決戦や逃走者の追跡に使うことになったんだって。
ほっ。


そういえば書道、三級になった。
去年の五月、始めた時は七級だったんだよね。
五十の手習いだけど、一歩一歩少しずつ上達していくのは嬉しい。