猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

源氏物語とか

たまたま今週は旅行や打ち合わせ、めったにないテレビの収録とか、いつになくいっぱい予定が入ってたのが、地震でみんなキャンセルになった。
それで今日の鼎談も中止になるかと待っていたら、主催者は中止するつもりはないという。
でも私は不安なので「いろいろ状況が落ち着くまで延ばしたほうがいいのでは?」と思い、他のお二方にも編集部を通じて聞いてもらったら、
「いや、先行きもどうなるか分からないし、予定通り決行しよう」との意見で、きょう、『源氏物語』の鼎談があった。
蓋をあければとっても楽しく、お二方のおかげで、ここ最近の鬱々とした気分が晴れる思いだった。
ああ良かった。
帰りの電車はラッシュに重なったこともあり、凄く混んでいた上、表参道に人があふれて危険とのことで銀座線が止まるなどして、行きの二倍(二時間)かかったが、無事帰り着けてホッとしている。



http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/2011/03/post-3441.html
この、駅とかのトイレットペーパーがまったく盗まれた形跡がないというのは、私も今日、渋谷や築地市場のトイレで実感しました。
まぁ東京はさほどせっぱ詰まってないわけだから、トイレットペーパーを買いだめするってのがそもそも妙な話なんだけど、買いだめとかじゃなく、普通に買おうと思っても棚にないのは、製紙工場が東北に多いからなのではと。
生産自体減ってるから、普通に買われてるうちなくなったというのもあると思うんですよね。
実際、いま出版業界も、本を印刷するのに紙不足で深刻な状態だというし。
方丈記』に、都の人は皆、田舎に頼って生きているといった記事があるけれど、実際、東京も地方がなくては成り立たないということを今回ほど痛感したことはありません。
月曜に送信した次の産経(近畿六県だけ。毎週土曜)にも書いたけど、
悲惨な記事満載の『方丈記』から八百年、いまも日本が「在る」ということに励まされる思いもするんですよね。

(3/18付記 今日は近くのスーパーにもトイレットペーパー等が入っていた)