どっちも子供絡みのイベントで、
昨日は「邦楽 華麗なる技」http://www.kioi-hall.or.jp/calendar/concert_s.html、
今日は米長邦雄の講演を聴きに。
邦楽で、小鼓の人がちょくちょく鼓に息吹きかけたり、なめたり。
湿り気を与えているらしいのだが、あまりにしじゅうやってるので、そっちが気になってしまったほど。
三味線も、鼻の横とかこすってバチに油つけるっていうし。
自分の体をフル活用する邦楽って合理的というか原始的というか不潔っていうか。
いずれにしても小鼓の貸し借りは禁物だな……。
鏡獅子とか勧進帳が華やかで、踊りや芝居とセットでまた見たくなった。
米長邦雄は格好良くてびっくり。
飄々として、人を食ったような話でいながら、ためになったなぁという満足感もあった。
「笑いと謙虚さが大事」っていう結論なんだけど、
息子さんや奥さんとの細かなエピソードが面白くて。
ネット検索したらこんな画像が。
http://www.shogi.or.jp/aboutus/yakuin.html
光源氏は、はじめて朧月夜を襲ったとき、相手が光源氏とはまだ分かっていない朧月夜が「誰か来て」と助けを呼ぶのを聞いて、
「私は皆に許された身ですから、人を呼んでも何にもなりませんよ」
と言い放ったものだが、米長邦雄も“皆人にゆるされたる”人なんだなぁ、将棋界では。