猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

昨日は母の見舞い。
「花火大会が素晴らしかった」
としきりに言うので、
「花火? 夏のこと言ってるの?」
と聞くと、
「いやついこないだ」ときっぱり言うので、これは……と確かめたら、つい10/13に花火大会があって、バスで連れて行ってもらったらしい。
「どっかんどっかん、凄かったわよ〜。今までも江ノ島の花火は見ていたけれど、あんなに間近で見たのは初めて。大きいのがこれでもかこれでもかって上がって。それにおご馳走がまた次から次へと食べきれないくらい出て。旅館みたいなお座敷に上がってね」
「デザートは?」
「デザートも」
「何が出たの?」
「そりゃもういろいろ」と、忘れたとは言わないのが母のプライド。
「和食なら、食後の珈琲とかは出なかったの?」
「出たわよ。帰ったらお風呂が用意されてて。ここにいて、初めて良かったと思ったわ。今までは早く出たいと思ってたんだけどね」
と言うので、私もちょっとしんみり気分に。
「家族も来てたわよ。うちはパパも来たの。来年はあなたたちもぜひいらっしゃいよ」



そうだね。
来年は行こうかな……。