猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

『竹取物語評解』

三谷栄一の『竹取物語評解』が、いろいろ親切でいい。
でも今日、一つ間違いを発見。
125頁、「かぐや姫」の名の説明のところ、
開化天皇の御孫に讃岐垂根王が居られ、その垂根王の女に迦具夜比売が見え、垂仁天皇と結婚されている」
とあるけど、
迦具夜比売の父は大箇木垂根王で、讃岐垂根王は、大箇木垂根王の弟だよね。


とはいえ、竹取の翁の名は“さぬきのみやつこ”で、三谷氏のいうように、何か『竹取物語』と関連ありそうだし、
大箇木(おおつつき)って名も、竹と関係深そう。
それに昔は、星のこと、「つつ」って言ったし。


いろいろ考えると、翁の名前は“さかきのみやつこ”より、“さぬきのみやつこ”が、ふさわしいのかな。

竹取物語評解

竹取物語評解