私が、この人、安心する。好きだなぁと感じる人は、おばあちゃんが多い。
やっぱりお祖母ちゃん子だからだろうか。
昨日もシバの散歩をしていたら、おばあちゃんというのは失礼なほど、若々しく知的な、近所の柴犬好きな人に行き合って、立ち話。
その人が昔、飼ってたチーコっていう犬は、もともとはカロかあちゃんと呼んでいた人が飼っていたそうなのだが、チーコが家に来てから数年経って、そのカロかあちゃんが遊びに来た。
はじめ、チーコは誰だか分からない様子だったけれど、じきにそれが昔の飼い主だと分かると、
「きちがいみたいに転げ回って喜んでいて。あの時はほんとに感動したわ」
とのこと。
はじめ分からず、次第に分かるとは、認知症のうちの母のようでもある。
いずれにせよ、母にとっての私のように、チーコにとっての昔の飼い主は、脳の奥深い所に刻まれているからこそ、その記憶が取り出されたのだろう。
昨日はこの話を聞くことができただけでも、一日生きてて良かったと思った。
やっぱりおばあちゃんはいいなぁ。
お祖母ちゃんが死んだ今も、おばあちゃんは私の生きる支えだ。