猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

犬ブログの『枕草子』

数年前、「柴犬のチコ」というブログを愛読していました。
凡百の犬ブログと違って、ほんとに飼い主が柴犬のチコを大好きという気持が伝わってくる、良いブログでした。
それがぱたっと更新がやんだと思ったら、チコちゃんが死んだというお知らせが。
ブログ主は悲しみのあまり、一年もブログを更新できないでいたのです。


あれから一年。飼い主さんは再び、犬ブログを始めました。
そこには在りし日のチコの可愛い姿と共に、今も生き続けるチコのお友達が登場します。
これを読んで、『枕草子』を思い出しました。
定子中宮死後、中宮の美しかった事、中宮との素晴らしい思い出ばかりを書いた清少納言に、このブログ主がだぶって涙が出るのです(ここに書いてあることがチコちゃんの可愛かったこと、楽しかったことばかりというのも『枕草子』と似てる)。
ブログの出だしは、「はじめまして」です。
→『はじめまして。』
http://ameblo.jp/pecojapan/entry-12042789318.html


この犬ブログを読んでいると、チコちゃんが生き返ったというか、今も生きているという印象を強くします。
そして清少納言がやりたかったこともこれなのだな、と教えてくれる。




この記事を読んでも、ほんとにこれは犬ブログの『枕草子』だな、と、また目頭が熱くなりました。
→『傍に感じていたいから♪』
http://amba.to/1NSQ1U7