明日の「読売新聞」夕刊に「うしろ向き古典倶楽部』十回目が掲載されます。
今回は「さんせう太夫」のことばを取り上げました。
また、10/2売りの「ゴラク」(10/9号?)「古典でエロチャージ」三十回目は、江戸文学に色々見える大金玉のことを書きました。
『醒睡笑』『想山著聞奇集』や『東海道中膝栗毛』の大金玉男を取り上げています。
江戸時代、東海道の戸塚といえば大金玉乞食、大金玉乞食といえば戸塚というほど、戸塚の大金玉乞食は有名で、『東海道中膝栗毛』にも
“大金玉の名ある戸塚に”
ということばが。『想山著聞奇集』によれば、
“べらべらつんだせ戸塚の金玉”
という流行歌もあったとか。
しかし実は大金玉は“疝気”と呼ばれる病気だったんですよね。
そのへんの詳しいことは「ゴラク」に書きました。
画像は、静岡の大金玉乞食。