きのう、俗研の友達と会って面白いことを教えてもらった。
彼女の母方の本家のある房総地方では、お盆の時にこんな歌で先祖を迎えるというのだ。
「やんごめくいくい、きさっしぇ〜
水のみのみ、きさっしぇ〜」
そう歌い、「みそはぎ」に水をつけて、火にシャッシャッと撒くというのだ。
今は分からないが、五十年くらい前にはやっていたらしい。
うちは父がキリスト教で、歌といえば、クリスマスイブ、最寄りの教会から讃美歌隊がやって来て、皆で門先で歌ったものだが、主をお迎えするという意味で、これもまた盆迎えと似たようなものがあったかもしれない。
要人を歌や踊りで迎えるという儀式と同じで、
盆迎えにしても讃美歌隊にしても、大切な人(先祖)や神を歌で迎えることで、歓迎の意を表しているんだろうなぁ。
もちろん鎮魂という意味もあるだろうが、基本的には「歓迎するよ」という気持ちを表しているのかなと。
ほかにもお盆や年末年始で面白い歌があったら知りたいものです。