おばあちゃん子だった私であるが、母方祖母がよく話していたのは関東大震災のことだ。
震災が起きた時、祖母は薬剤師として病院勤めしていた(横須賀か東京で)。
祖母の父親(以下、曾祖父)は東京ガスの技師で、ガスを引くため、祖母は小学校六年間で五回も引っ越ししたという。
震災当時、曾祖父がどこに住んでいたかは失念したが、たぶん関西だったのだろう。被災した娘(祖母)を心配し、お金や物資を持って列車に乗り込んだところ、途中、強盗にあって殺されたか、祖母曰く大井川に振り落とされて死んでしまったのだとか。
実際、除籍謄本をとってみても、祖母をはじめとする人たちには、死亡を意味する×印がついている中、明治八年生まれの曾祖父だけは×がない。
歯医者に嫁いでいた祖母の姉は、外に逃げようとしたら、落ちてきた瓦が直撃し、死んでしまったこともあって、曾祖父としては祖母にまで死なれては……と不安がつのって、まだどさくさしている中、列車に乗って死んでしまったのだから、なんとも悲しいことだ。
そんなわけで、祖母は震災のことは1930年代に夫(彼も終戦の翌1946年、ボルネオで死去)の仕事で住んでいたニューヨークの話の次によくしていて、とにかく震災後困るのは水と履き物だから、風呂には水をためておけ、枕元に運動靴を置いておけ、と言っていた。
だから、風呂に水を常時ためることだけはずっとやっている。
あと、庭で排泄できるような広い庭のある家ならともかく、うちは家でするしかないので、これも随分前に買った↓
BOSのうんち袋は犬猫にも使用してるけど臭いが全く外に漏れないのが凄い。
それから、これは、手回しだけでなく、電池でも使えるのがいいと思った。スマホの充電とラジオが聞ければとりあえずいいかなと。通販生活にも売っていた。EC0-5のほうは、手回しだけなので、こっちにした。
その他、ビスコが好きなので、これもずいぶん前に買ってある。五年くらいもつのかな。食料に関しては水のほかは、日持ちする好物を買っとけばいいのではないだろうか。