SNSで助けられたという話は各分野でよく聞く。
私の場合、パソコンがいかれて(今の話ではなく、数年前)、その時は予備のパソコンもなく、入っていた写真がパーになったことがあった。
デジタルでとってると、こういうことがあるので恐ろしい。
でもまぁいいや、死んで持って行けるわけでもないし……などと思っていたところ、そういえばブログ(これの前にやってたはてなダイアリーとか)やフェイスブックに写真をあげていたっけ、と思い出して、見てみたら、けっこう写真があったのでちょっとうれしかった。
今でいえばiCloudに保存するといったところだろうか。
iCloudって、今ひとつ、よく分かっていないんだが……。
あと困ることといえば、30年くらい昔はワープロ(東芝rupo)で原稿ぽちぽちしていたのだが、フロッピーに入れたデータが見れない。rupoで打ったのが見れるというんでカシオのワープロを買ったが、ずっと昔のは見れなかった。
しかし、それほどのものは入ってないような気がして、まぁいいやと思っている。
25年位からパソコンで書くようになって、その時、マンションのお隣で仲良くしていたライターの土本亜理子さんがMacなら教えてあげられる、というので、Macにして以来、ずーっとMacであるわけだが、この時の日本語ソフトがEGwordだった。
これで書いたものが今読めない。
しかしこれもまた、まぁいいかなという感じになってしまっている。
で、その後は今に至るまでATOKを入れているわけだが、
Macにもともと入っているpagesというのが便利なようで厄介で、バージョンの違うosなんかだと(ほかのMacだと)、読めなかったりするのだ。
それで今はシンプルテキストで書いて、字数はpagesで計算しているという感じである。
シンプルテキストでも字数計算できる方法がネットに載っているが、ただでさえ不安定なパソコンなので、現状維持である。
それはそうと今、町田康の『スピンク日記』というのをトイレの友にして読んでいるのだが、面白い。スピンクによれば、町田さんのオーラは犬で、前世は白い柴犬とスピッツのミックスで、ずいぶん可愛がられていたという。「可愛がられていた」という自己認識(犬から見てるわけだから違うか)が肯定的でうらやましいというか、何とも言えない気持ちになる。