『大家さんと僕』が凄く良くて、やっぱり古典と漫画だよな〜〜なんて思ってて、続編の『大家さんと僕 これから』も注文して読み始めたら、止まらなくなって、正編以上に面白いというか、涙も出て、まさに古典文学でいう“泣きみ笑ひみ”(これは親密な関係の人たちの交情によく使われてるから、ちょっと今回、違うかもだが、私の状態はまさにそれ)という感じで、笑ったり泣いたり忙しかった。
上品な大家さんの心には戦争の記憶が深く刻まれていることも、そうだろうな、と。
顔も分からない、もうみんな死んでしまった人たちの書いた古典文学を日々読んでいると、死んでいても生きてる人以上に、生きているというか、究極的には生物学的な生き死にというのも実は大したことではないのだと、感じることが多々あるのだけれど、この本も「これから」というのがタイトルに付いていて、そうか、これから、なのか……そうだ、これからだよね、と深く納得したのだった。
生き死には実は大したことではないのかも……というような記事は八年前にも私、書いてましたね↓