猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

『この名作がわからない』(9/29追記あり)

『この名作がわからない』ご恵贈いただき、よんでいるのですが……これが、ちょっとぱらぱらするつもりが止まらなくなってます。

世間で面白い、傑作だ、と言われてる名作……だけどそれがピンとこないものがある……そんなことを、小谷野敦さんと小池昌代さんが話していて、その、わからなさと共に、なんでこれが面白いのか、つまらなく感じるのか、という二人の話を読んでいくうちに、二人の人生に分け入っていくようなおもしろさがあるんです。

 

私のように、あまり小説は読まない人間でも、

さすが名作と呼ばれるものを取り上げている本だけあって、

知ってる作品がいっぱい。

 

(2019.9/29追記)読み終わった。

これ、名著なのでは? 

知り合いだから言うんじゃなくて、こんな読みやすくて面白い文学論てあんましないのではないか。

小谷野さんと小池氏の掛け合いが絶妙で、いつまでも聴き続けたいような(そう、読むというより、聴いてる感覚で、来る)感じした。

この二人で、日本の古典文学とかをモチーフに、現代作家の作品なんかをまじえて第二弾もやってほしい気がした。 

「名コンビ誕生」という感じである。

この名作がわからない

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