『この名作がわからない』ご恵贈いただき、よんでいるのですが……これが、ちょっとぱらぱらするつもりが止まらなくなってます。
世間で面白い、傑作だ、と言われてる名作……だけどそれがピンとこないものがある……そんなことを、小谷野敦さんと小池昌代さんが話していて、その、わからなさと共に、なんでこれが面白いのか、つまらなく感じるのか、という二人の話を読んでいくうちに、二人の人生に分け入っていくようなおもしろさがあるんです。
私のように、あまり小説は読まない人間でも、
さすが名作と呼ばれるものを取り上げている本だけあって、
知ってる作品がいっぱい。
(2019.9/29追記)読み終わった。
これ、名著なのでは?
知り合いだから言うんじゃなくて、こんな読みやすくて面白い文学論てあんましないのではないか。
小谷野さんと小池氏の掛け合いが絶妙で、いつまでも聴き続けたいような(そう、読むというより、聴いてる感覚で、来る)感じした。
この二人で、日本の古典文学とかをモチーフに、現代作家の作品なんかをまじえて第二弾もやってほしい気がした。
「名コンビ誕生」という感じである。
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