猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

『万葉集』と『源氏物語』

定家筆「若紫」巻が発見されました。

同巻は源氏と紫の上が出逢う大事な巻ですが、「紅葉賀」巻で紫の上が口ずさんだ"入りぬる磯の"の元歌は『万葉集』にあるんです。

 

それ以外にも『源氏物語』には『万葉集』からの引用が多いんですが、使用された語句からして『万葉集』の歌を採録した『古今和歌六帖』等に依っているというのが定説です。が、『万葉集』の影響には違いありません。

 

また、天象や花鳥風月、古い流行歌のエロいイメージを借りて性愛を表現するという『源氏物語』の方法のルーツもまた『万葉集』にあると言えます。

 

 

万葉集』は、日本文化の源流とも言え、いろんな文芸に影響を与え、アレンジされています。

万葉集』ではおもてなしの歌だったのが『大和物語』では悲恋の歌になったり、も。

 

 

ついでに言うと、
万葉集』にはスクランブル交差点的な場も出てきます。

"八十<やそ>の衢<ちまた>"。

ここでは言霊がパワーを発揮するので占いに最適なんです。

渋谷のスクランブル交差点にもそんなパワーがあったりして……といったことも、本書には書きました!

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