連日のコロナ報道を見ていると、世界中が過剰防衛に走っているなぁと思わされる。
もしもこれが高度成長期とかだったら、こんなに死亡率の低いコロナは、インフルの一種としてさほど問題視されなかったろう。
それがここまで世界中が騒ぎになるのは、ベースに世界の人に「不安」があるからだ。
その不安とは、生命を脅かされる不安、主として経済不安だろう。
移民に経済を脅かされる、外国人に経済を脅かされる、ということで、移民差別、人種差別が助長され、アメリカなどではそういう差別主義者が国民に選ばれるということが起きていたところに、それと連動して、国を守らねばという防衛意識が高まる。
実際、こうして世界経済が下向きになると、足りない分はよそから取ろうという発想が出てきて、中国とかは、ますます軍事力upに力を注ぐわけである。
それは全世界的にだんだんそうなってて、日本の首相が憲法改正しようというのも今までもアメリカに何度も言われて実現しなかったのが、今はその流れの中で現実的なものとなりつつあるのだと思う。
コロナに対してここまで過剰防衛になっているのは、こうした下地があってのことだと思う。
昭和恐慌、世界恐慌の時と似ていて、経済不況プラス人事で左右できない災害・厄事が降りかかり、防衛本能に拍車がかかり、差別も助長され、へたするとファシズムの台頭⇒戦争への道……となるわけだ。
百年に一度くらいこうしたことが起きるのは、なぜかと考えるにホメオスタシスの法則というか、いろんなことが飽和状態となって自然淘汰されるべく、進んでいるとしか思えない。
気管支炎になりがち・肺門リンパ腺にかかったことがあったりして肺が弱い・中高年という私などはさしずめ自然淘汰される側なのだが、
それで出てくるのは「免疫力up」ということだ。
世間ではしきりにこれが言われていて、そのためには腸を整えよう、乳酸菌をとろうなどと言われているが、21年前、歯科心身症を発症した私に言わせれば、免疫力を左右するのは食べ物とかよりも、メンタルだ。
精神不安定になると、どんなに食事に一生懸命気をつけていても胃腸の状態は悪くなり、体調は悪化の一途を辿る。
ではどうしたらいいかといえば、外に出る、動くことなのである。
これは医者も推奨していた。
当時の私は外に出る気など失せ、また友達との食事会などもキャンセルしたりしていたが、そういうのがいちばん良くない。
嫌でも何でも外に出て、外の空気を吸うことが結果的にはとても良かったのである。
松田道雄も、子供の健康のためには「とにかく外気に当てること」と著書で繰り返している。
コロナに気をつけつつ、外に出ることによって、免疫力はアップする。
逆に、イベント中止、テレワークで、引きこもってばかりで太陽の光を浴びないと、メンタルは確実に低下する。
これ、娘が小さいころお世話になった↓