猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

「東京新聞」で『旅する神々』書評

本日付「東京新聞」に、『旅する神々』の書評を書きました。

「ナマハゲ」等の来訪神。その信仰観に通じる日本神話の「旅する神々」。大国主神、山幸彦、倭建命、吉備津彦倭姫命という女神も旅してます。

民俗学的な面白さがあって(大学時代、日本民俗学研究会というサークルにおりました)、旅の不自由な今、「旅」という字を見るだけで、なつかしいようなロマンも感じる……。

呼べば応える自然界の神を今なお持っている「しあわせ」とそれを維持・伝承する大切さを感じさせる一冊です。

<追記 ネットでも読めるようです→

www.tokyo-np.co.jp

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神崎先生は、民俗学者で、旅の文化研究所所長、岡山の宇佐八幡宮宮司でもあり、興味深い御著書も色々。 

 

「もう一冊」には、三浦佑之先生の『古事記を旅する』を選びました。

こちらは今は文春文庫になってて、写真も豊富。

 三浦先生は、古事記関連の旅本、ほかにも出されてます。