猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

上野千鶴子

上野千鶴子は、

「わたしは親に愛されて育った」

と言う(『ミッドナイト・コール』)。

「ことに男親には溺愛された」(同前)と、

断言できてしまうところが、もうすでにあまりにも私とは遠い世界にいる人なのだ、

と思っていたし、今も思う。

 

 

 

 

 

「女の子なんだから」

「女の子でしょ」

「お姉ちゃんでしょ」

死んだ母親にクソほど言われたことば。

 

 

「だよじゃない、よだろう。口答えするな」

父親に毎日のように言われていた。

怒鳴られたりは日常茶飯。

叩かれることもあって、

「なぜたたくの?」と聞くと、

「子どもはまだ動物と似たようなところがあって、矯正しないといけないから。レディになったらたたかない」

とも言われた。

今思うと、動物なら叩いていいの?

おかちい。

 

幼少期をアメリカで育って、早くに父親を亡くしたため、落ちぶれ感の強い母親は、父のことを見下していた。

父はとてもストレスを感じていたと思う。

そのストレスはみんな私にきた感じ。

ここには書けないようなおかしなこともあったし。

さいころは、ちょっと優しくされると、「ああ直ってくれたか」と思うんだけど、またもとに戻って、絶望してました。

子ども時代が幸せだったって言う人もいるけど、私は学校もつらかったし、二度と戻りたくないですね。