本が出ても、本当に売れないから、最近では本が出ると鬱になると、他の作家さんが書いてらしたのを見たことがあるけど、私もそう。
書いてる時は割合楽しいんだが(色々つらいことが多いから書くことが救いになっている)、出ると、がっかり感が強くて、すり減る感じ。
感想書いてる人いて見ても、図書館で借りた本だったりするし(デンマークだかどこかの国のように、図書館で一冊誰か借りるたびに、著者にもわずかでも印税入るようにしてくれたら、少しは納得感もあると思う)
半年一年かけて書いて直して校正して、本が出ても、得られる対価はサラリーマンの月収並かそれより少ない。
年々本が売れなくなって、初刷り部数も少なくなって、しかし物価は上がっていく。
もう本を書くということは、専業では成り立たない時代になっている(ってもともと私なんか、そうなんですけどね……)。
まぁ、物書きを専業とする作家が出てきたのは江戸も終わりころ、滝沢馬琴とか十返舎一九のころなので、もとに戻っただけなのかもですけどね。
それまでは定職があって、その余暇で書いているような形だものね。
紫式部だって、一応、彰子中宮の家庭教師というのが正業なわけだし。
まして自分なんかねー
ただ繰り返すように、書いている時は楽しいし、嫌なこととか忘れられて救いになっているから、仕事がくる限り一生やるつもりではいる。
なかなか思うように売れないから、本が出るとがっかり感があるわけで、売れてくれたらもちろんそうでもないのだろうさ。
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日本でもそういうシステム取り入れてほしいですね。