猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

ご恵贈頂いた本たち

三浦佑之先生『口語訳 日本霊異記

待ってました、『古事記』に続いて『日本霊異記』の三浦訳。

逐語訳でいながら正確で読みやすく、注も入ってとても親切。

 

 

花房観音さん『縄ーー緊縛師・奈加あきらと縛られる女たち』

写真を見やすいように、本の開きが特殊になっているのがとても良いです。

これ、取材も大変だったと思います。

ゆっくり読んでまた感想書きます。

 

 

清水克行先生『室町ワンダーランドーーあなたの知らない「もうひとつの日本」』

これ読んだら「昔は良かった」なんて絶対言えないです。

そもそも室町時代って、殺人事件があっても、被害者側が訴えなければ捜査もしてくれない。

身元不明死体、転がり放題。極端な話、今でいう交番の前に死体があっても放置!

 

 

坂本葵さん『その本はまだルリユールされていない』

ファンタジーのようでいながらリアル、ほのぼの癒し系のようでいながら不穏なトーンが秘められている。

家族のぎくしゃくが描かれているのも、わたし的にはつぼでした。

私も、自分だけのとくべつな装丁の本がほしくなりました。

(そしてドラマ化してほしい)