山口崇さんのお通夜に友人と行ってきました。
高校時代、「柳生十兵衛」の再放送を見て大ファンになった山口さん、「風と雲と虹と」の貞盛も良かったし、吉宗も良かったし、「音と崇と昔話」も良かったし、何もかも大好きだったのです。
それが20年近く前、その友人のおかげでご縁があって三味線の公演に伺ったり本などを送ったりするようになりました。
つい先日も『悪意の日本史』を送ったばかりでしたが、お通夜の祭壇にその本が飾られていることを、友人の指摘で気づき、驚くと共に、涙がこみ上げました。
たぶん最後に読んでらして、読み途中だったかして、ご家族が飾って下さったのだと思います。
でも「悪意」なんてタイトルの本、しかも私なんぞ(という言い方も卑屈っぽくてアレなのですが)の本を……。
本当に、ご家族もフラットでこだわりのない方たちなのだと、改めて胸がいっぱいになりました。
友人曰く、これは応援なんだって……崇の応援なんだ……もちろんご家族の応援でもあるのでしょうが、何と言ったらいいのか、思いつかないほどのものを感じました。
山口崇さん、ありがとうございます!