変わらぬ加藤諦三節である。
面白い。
しかし、この本をほんとうに読むべき人は、きっとこの本は読まない。
病識というか、自覚もないだろうし、いつもひとのせいにして、自分に問題があるとは思わないだろうから。
逆に言うと、こういう本に辿り着き、手にした時点で、救いはあるだろう。
万事に言えることではあるが、「気づいた」ら、あとは割と早いのではなかろうか。
京極夏彦。
よく「俺は晴れ男だから晴れるよ」みたいな発言をする人がいる。こういうのは、
「驕り高ぶった愚かな発言」
「天候が人間風情の動向に従うわけがない」
と言ってて、共感。
「ただ、人間には効きます。人の心は言葉で左右される」
と。
あと、言葉の通じない人もいるし、言っても分からない場合もある、と。
だから言葉は怖いんですねー


