猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

ラジオで、中瀬ゆかりさんが

ラジオで中瀬ゆかりさんが『嫉妬と階級の『源氏物語』』をご紹介くださいました(冒頭より1時間11分40秒後あたり)。

『くそじじいとくそばばあの日本史』にも触れて下さいました。中瀬ゆかりさん、本当にありがとうございます!!

https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20231130080000

 

この本には自分的に期待しているので、がんばってほしいです。↓

 

 

この本も、タイトルはあれですけど、自分的にはとても好きな本なので、売れてほしい。↓

 

 

源氏物語の身体描写や、それがもつ意味など、いっぱい書いたので、ぜひ読んでほしいです。三田村雅子さんや、佐野みどりさんの原稿なども読みでがあり、買って損はないと思います。↓

 

 

 

「成果が出なくても、頑張りたい何かがあるという、その時点で十分幸せじゃないかなと思う」って、大谷くん、若いのにさすがだわ。たしかに……。

本日発売&博物館嫌い

どうぞよろしくお願いいたします。

 

発売日だってのに、アマゾンみると、全く売れてない感じ……。

やっぱタイトル、『源氏物語の革命』とかのほうが良かったんじゃないのかしらね……。

なんて思うけれど、まぁ仕方ない。

書店さんの評判はとても良かったとのことだし、

読めば、良さが分かるはず! うん、そうに違いない!!

 

 

三ヶ月ぶりくらいに上野の博物館に行く。

博物館て本当に疲れるから実はそんなに好きじゃない。

同じ仏像見るのでも、その仏像のあるお寺で見るのと、博物館で見るのとでは、断然博物館が疲れる(今は脚があれだから、じっと立ってるのがつらいというのも大きい)。

葛井寺で千手観音見たときは感動しても、博物館でみると、そうでもない……というようなことが、今まで本当に幾度となくある。

 

今回は絵巻。

絵巻も絵巻ばっかし、集められてるのを見るのはとても疲れる。

しかし絵巻って、見るたび感じるのは、思ってるより全然小さいってこと。

いつもその小ささを確認しに行くような感じ。

 

紫式部と道長

のあいだには、男女の関係は「なかった」としている人も最近は多い。

しかし、ひところは、「あった」ということが半ば通説のようにもなっていた。

これに関しては、私は「あった」のではないかと思っている。

理由は下記のブログに書いた。↓

www.popote.tokyo

 

私のこの本では、紫式部道長の「お手つき」という解釈をしています。

が、先にも書いたように、「二人に関係はなかった」とも断言できないし、「あった」とも断言できない。

本当のところは「分からない」というのが一番誠実な答えなのではないかとも思います。

 

 

J

Jを、チラッと読んだけど本当なのだろうか……

当事者である男性の証言をもとに書かれたようだが、

それ以外に、夜居の僧都みたいな証言者はほかにいないのかな……寂庵とかに……。

否定する人がいないということは本当なのだろうか。

それとも、誰かが否定しているのだろうか。

よく分からないが。

 

 

きょう発売の「芸術新潮」12月号に

源氏物語のこと、いっぱい書いてます。

www.shinchosha.co.jp

「はじめての源氏物語」は、拙著『嫉妬と階級の『源氏物語』』をベースにしつつも、書くことで、一歩自分の考えが進んだようにも思えた原稿です(源氏物語の「禁断の愛」もしくは「虐待」を中心に)。

登場人物の身体特徴とそれがもつ意味を分析した「ものがたり世界を身体測定する」もぜひ読んで頂きたいです。もとになったのは、以前もupしたことのあるこのファイル。↓

 

三田村雅子さん「「紫式部」の誕生」は、『源氏物語』のどの箇所がいつ書かれたかといったことに言及されていて、とても勉強になります。

伊野孝行さんのサザエさんばりの四コマ漫画も、素晴らしい。

プロの巧みさを見ました!

 

佐野みどりさん「源氏絵ギャラリー」はQ&A方式で、描かれた源氏物語に関して、とても深い知識が学べて、お勧め!

 

 

あ、あと、「マンガになった源氏物語」というコラムも書きました。

やば源、ファイルなど

Amazonでも書影出ました。

 

嫉妬と階級のほうも、なにとぞご購入ください。

自分的にこの本には期待しているのですが……。

本の値段はこの五十年物価に比してほんとに上がってない。みんなランチとかには千八百円くらい出しても、なかなか本に千八百円とか出してくれないんですよね。作る労力はものすごいとしても……まぁ仕方ない。けど、むなしさを覚えることはあります。

 

 

『やば源』に関して、川村裕子先生が、身体測定の分析を褒めてくださいました。

身体測定に関しては、29年前、こんな本を書いているので、とても嬉しかったです。

 

これを大幅に加筆訂正したものが、こちら↓

 

両方絶版なので、もっとひまになった時にでも、自分でKindle化したいものです。

 

 

こうした本は、20代のころから続けているファイリングから生まれました。

古典文学を読むたび、その身体描写を抜き出してきたのです。

これによって、源氏には“きよら”という美の形容が多いこと、それは36歳になると、“きよげ”といういちだん低い形容になること、ところが女三の宮が降嫁する40歳以降、再び“きよら”と形容されることなどが浮き彫りになったりします。

また、人により、形容が全く違っていたり、かなりの重要人物でも身体描写がないかわり、端役でも詳細な身体描写があったりする。

 

こうしたことのもつ意味についての分析は上記の本のほか、11/25発売の『芸術新潮』でも、新たに書き下ろしました。

 

 

ファイリングの一部↓

 

『やば源』書影出ました

11/29発売の『やばい源氏物語』の書影出ました。

www.poplar.co.jp

 

アマゾンはまだ↓

 

 

『嫉妬と階級の『源氏物語』』とは全く違うアプローチになっております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

11月23日号週刊文春

11月23日号週刊文春の清水克行さんの連載「室町ワンダーランド」第78回「ブスに歴史あり」に、私の『ブス論』が紹介されてました!

この本、今は絶版状態ですが、こうして忘れられていないというのは、ほんとに嬉しいことです。

暇になったら、絶版になった自分の本、自分でKindle化したいものです。