猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

めげずに、こつこつ本の宣伝しています。

ノートに書き付けている好きな歌やことば

風邪引きで、集中力も衰え、ふと昔のことを思い出し、昔のノートを取り出したら、

好きな歌がたくさん書いてあった。

好きな歌や、ことばは高校時代くらいから集めていたのだけれど、

このノートは26歳のころ、さる人よりもらって、そこに好きな歌とことばを書き付けているのだ、

一等好きなのは、式子内親王の、

“見しことも見ぬ行く末もかりそめの枕に浮かぶまぼろしの中”

これは私にとって非常に思い出深い歌でもある。

というのも当時、好きだった人にこの歌の説明をした夜の帰り道、その人が、

「かりそめに」

と言って、私の側にある片腕を前ならえの一番前の人みたいにして、

「腕を組まない?」

と言ってきたのだ。

と、あれから三十年以上経つのに、こうしてその時のことを思い出すと、心地よい麻痺の感覚が襲ってくる。

歌を書き付けているノートは、その人にもらったものなのだ。

 

 

そのノートにはほかにも、岡倉天心の、

“十二万年夕月の夜訪ひ来ん人を松の影”

も。宇宙規模の孤独感が漂う。

 

また、『閑吟集』の、

“来ぬも可なり 夢の間の 露の身の 逢ふとも 宵の稲妻”

も。これは26の夏だったか、手痛い失恋をした時、好きだった歌だ(『いつの日か別の日か』のもとになった失恋。この本には『梁塵秘抄』の“君が愛せし綾ゐ笠〜〜”という歌を引用したもので、これも失恋した時、はまった歌)。

そして、26の秋、手帳をくれた人に出逢った瞬間、その失恋相手への思いが雲散霧消したことを今も昨日のことのように覚えている。

その後も恋はしたものだし、凄く人を好きになったりもしたが、あれほどまでに瞬間的に恋に落ちたことは、あとにも先にもない。

 

見ると、歌を書き付けたその時どきの思いが蘇ってきて、なつかしくも生々しく、息苦しい。

風邪のせいか、なにか今日は変なことを書いてしまった気がする。

 

新編 日本古典文学全集42・神楽歌/催馬楽/梁塵秘抄/閑吟集

新編 日本古典文学全集42・神楽歌/催馬楽/梁塵秘抄/閑吟集

 

 ↑私の愛読している『閑吟集』はこのシリーズの旧版(日本古典文学全集)。赤い本です。

 

 

「週刊新潮」に『エロスでよみとく万葉集 えろまん』

秋田でひいた風邪のせいでまだのどが超絶痛くて咳が止まらぬ……。

そんな中、きょう発売の「週刊新潮」に『エロスでよみとく万葉集 えろまん』載ってます。

万葉集』のエロス特集してくださったのです。

とてもありがたいです。

これだけして頂いて、売れ行き今ひとつだと、いたたまれない気持ちになりそうで怖い……。

www.shinchosha.co.jp

 

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この顔写真は二、三年前のやつ。

今は白髪を染めるのをやめたので、白髪頭になっている。

自分的にはそのほう(白髪頭)が気に入ってる。 

エロスでよみとく万葉集 えろまん

エロスでよみとく万葉集 えろまん

 

 

 

のどの痛みがなおったらカレー食べたい。からいやつ。

 

えろまんのことを、

深田萌絵さんという投資家の方がつぶやいてらして、かなり「いいね」が付いてました。

嬉しいです

ありがとうございます!↓

 

私の父方の祖母は徳島出身なのですが、その祖母の兄は、大塚証券という会社を作った人で、大塚証券は今はもうなくなって、一時期、山一証券の傘下に入っていたのが、岡三証券に吸収されたはずです。

そんなんで、私も株に興味がないわけではないのですが、

根がヘタレなので、投資の才覚は絶対ないと思ってます。

 

なんか話がそれてしまいました。

 

 

人生初秋田(乳頭温泉・角館・田中章夫さん)

生まれて初めて秋田行ってきました。

同行者が秋田、山形、富山に行ったことないと言ってて、私は山形行ったことあるし、富山はまぁ夫の故郷・新潟の近くだから今後も行けるだろうし、ということで、秋田に決定。

犬猫いるので、夫が面倒見れる週末に、乳頭温泉と角館にそれぞれ一泊しました。

鶴の湯がとれず、山の宿から送迎バスでいったのですが、こんなに素晴らしい温泉は生まれて初めて! というくらい素晴らしかったです。

同行者も私も決して温泉好きというわけではないのですが、とにかく素晴らしく、次はぜひ夫や娘を連れて来てやりたいと思いました。

彼女は一人で三日くらい本持ってこもりたいと言ってました。

 

角館の武家屋敷も素晴らしかったです。

三日目は解散して自由行動にしたのですが、さっそく入った田中章夫さんという芸術家の店が、凄い個性的で、とにかく田中さんが一方的に喋る喋る。

もし田中さんがあんなに喋ってなければ、バッグ(といっても最低でも10万円くらいする)一つくらい、買ってたかも……というくらい私は良いなぁと思ったのですが、あまりアピールが過ぎると、それだけで受け手は疲れてしまって、商品を撰ぶ余裕もなくなるんだな、と思ったことでした。

 

武家屋敷では、小田野直武という人が源内と関わっていて、そこに殿様も絡み、色々、妄想が膨らみました。

 

 

帰宅前から調子が悪かったのですが、帰宅後、さっそくひどい風邪を引き、昨日は一日寝てました。

今ものどが激痛く、ハナ水がひどいです。

一緒にいった友達が風邪の名残でハナが詰まると言ってたので、鍋食べたりしたし、うつったに違いないです。

 

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田沢湖駅。ここからバスを乗り継いで乳頭温泉

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角館の武家屋敷通り。

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紅葉が素晴らしかった。

 

 旅はこれを参考にしました。↓

 

 

 

「ハルメク」12月号で『女系図でみる日本争乱史』が、

「ハルメク」12月号で『女系図でみる日本争乱史』が、紹介されました。

ありがとうございます!

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女系図でみる日本争乱史 (新潮新書)

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版元サイト↓

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「ハルメク」12月号「スキャンダルで読む百人一首」36回目

「ハルメク」12月号に「スキャンダルで読む百人一首」載ってます。

36回目の今回は清少納言の曾祖父清原深養父。彼の詠んだ“谷には春も”は『源氏物語』の女三の宮がつぶやいて源氏が失望したことで有名ですが、元歌の詠まれた状況は女三の宮のそれにも増してえぐいのです。

深養父が元歌を詠んだ状況は詞書によれば、

“時なりける人の、にはかに時なくなりて歎くを見て、みづからの歎きもなく喜びもなきことを思ひてよめる”……時流に乗って栄えていた人が急に権勢をなくして嘆くのを見て、自分が歎きもなく喜びもないことを思って詠む……って凄くないですか? 

 

こんな歌を、亡き紫の上が愛した花が例年以上に美しく咲いている、としみじみしている源氏に対して、引用した女三の宮も凄い。

「もとよりあなたに愛されたことのない私は悲しみも喜びも無縁、花が咲こうが散ろうが知ったこっちゃない」

ってことですから。ちなみに元歌は、

“光なき谷には春もよそなれば咲きてとく散る物思もなし”

皇女の身でこんな歌を引用してしまう。

させてしまう紫式部

しかし皇女だからこそ、ここまでえぐい歌、人の死を悼む男に対して、“物思ひもなし”と言い放つことができたとも言える。

 

 それにしても深養父は誰を想定してこの歌を詠んだのか。まさか本人にぶつけることはなかったでしょうが、この歌、『古今和歌集』に撰ばれているので、本人がもしその時生きていたら……。深養父、恐るべし、です。『古今和歌集』の序に、歌は“猛きもののふの心をも慰むる”とあるけれど、歌は時に人の心を刺す破壊力があることを、この歌に感じます。

 

↓巻頭の佐藤愛子さんのインタビューにもびっくりしました。

96歳!!

それで可愛いし、若い!!

美容法知りたい。

「しゃかりきになって働くだけ」と言われそうだが。

magazine.halmek.co.jp

ゴボウ茶で死ぬ思いをしたこと

かつてゴボウ茶で死ぬ思いをしたことを、きのう思い出した。

三、四年ほど前だったか、ゴボウ茶がはやった時、市販のごく一般的なゴボウ茶を購入、のんだら、お腹がぱんぱんに張って七転八倒したことがあった。

もともと私はおなかにガスがたまりやすい体質で、数年前、お腹がふうせんのように張って苦しくて医者に行ったことがある。その時はガスコンという薬を処方され、なんとか乗り越えた。

日常的に、お腹が張りやすいのだ。

ゴボウ茶は娘や夫ものんだが二人はなんともなく、私だけが死ぬ思いをした。

ほかにも、ニンニクのたくさん入った餃子などを食べても、似たような症状になる。大好きな干し芋を食べた時も苦しくなることが多い。

また、苦手な講演をした時もお腹が張って死ぬ思いをしたので、ストレスでもなるようだが、

明らかに食べ物でなる場合があるという認識はあった。

 

 

それが、色々あって、下記の本に辿り着いたら、私はどうやら、過敏性腸症候群であるらしかった。

ここに禁忌とされている食べ物の中にゴボウやニンニクがある。

それでゴボウで死ぬ思いをしたことを思い出したのだった。

 

 

ほかにも良いと思って食べてたヨーグルト(好きでもある)、嫌いだけど薬だと思って食べてた納豆などもダメな食べ物だった。

甘いお菓子やパンは総じてダメであった。

フルーツでもバナナやキウイはいいが、りんごや大好きな柿はダメらしい。

これもお菓子を食べ過ぎた翌日は便秘になったり、いつものパンではなく(小さいころから朝食はパンと紅茶とヨーグルトとフルーツ……とくに柿は庭に生えてたのでよく食べてた……なので、めったにご飯の朝食ではないのだが、たまにご飯にすると調子が良い)ご飯にした朝は快便だったりすることから、すこぶる納得であった。

 

この手の健康本は内容的に知ってることも多く、私にはさほどためにならないことが大半だったが、この本は珍しくためになった。

とはいえ、ダメな食べ物だからといって、全面的に食べないということは私はするつもりはない。

好きな干し芋はこれからも食べるし、お菓子もほどほどに食べると思う。てか、昨日も今日も食べたw

(それでも大好きな紅茶、緑茶、コーヒーはokだったのでホッ。これからもがんがん飲める)

 

自分で治す過敏性腸症候群の本 (TJMOOK)

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それにしても、同じ食べ物でも、人によって、体質によって、こんなにも反応が違うなら、薬だって、同じ薬でも、人によって毒薬になる可能性はあろう。

漢方が証によって薬を使いわけているのは、その意味できわめて納得できる。

 

 

 

正倉院の世界展

連休最終日は東博正倉院の世界展いってきました。

かなり混んでるらしいし、連休だけど、11/4で前期の展示が終わり、螺鈿の琵琶が見れなくなるので、思い切って、閉館ギリギリの夜八時十分ころに入館。

待ち時間ゼロでゆったりみれました(この日は九時までやってた )。

 

琵琶も聖武天皇愛用の鏡も、古さを感じさせない美しさ。

あと、千年前の青い綺麗な瑠璃のガラス器があって、よく今まで割れずに……という驚きもさることながら、唾壺というから二重に驚き(のちには装飾品となったというけれど)。

 

汚いものだからこそ、美しいものに入れるということなのか。

 

それとも……と考えて思い出したのが『古事記』のホヲリ(いわゆる山幸彦)の神話。

 『古事記』で海神の宮の門口で水を請うたホヲリが、そこの下女の手渡した玉器に、ネックレスの珠を解いて口に含んで唾吐くと、珠が器にくっつくくだりがある。貴人の唾ってそういう呪力があるわけだから、なにかそういうマジカルな意味もあってあんな美しい壺が唾壺になってるのかな? と思ったり。

 

 

写真可の場所で撮影↓

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伏見憲明さんが書いてくださった『えろまん』の書評がネットで読めます!↓

www.bookbang.jp

 

きょうのシバポロ(今月はポロのお誕生月。11/17ころに19歳。ころというのはもらった猫なので正確には分からない)。

 

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和楽のふろく

かれこれ20年近くになるだろうか、

フィリップモリス時代から毎年購入しているカレンダー基金が、今年いっぱいで終わってしまうので、カレンダーどうしようと悩んでいたところ、和楽の付録が良さげだったので購入(付録目当てに雑誌買うってwwなんて思ってたのが、まさしくドストライクで付録目当てwww)。

二つついてるうちの一つはトイレ、もう一つはリビング(兼書斎・兼キッチンw)に飾ることにした。

が、こっちは壁掛け穴ついてないので錐でキリキリあけて設置。↓

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和楽の付録

 

こちらは今年いっぱいで終わりのカレンダー基金のやつ。好きだったのですが……。↓

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和楽、もう十年ぶりくらいに買ったのだが、これってお買い得ではなかろうか。

彬子女王が書いてる「イノリノカタチ」が六道の辻の子育て飴でおー! と思った。てか、女王が連載て、凄いな。

綿菓子食べてる写真が可愛い。

 

和樂(わらく) 2019年 12 月号 [雑誌]

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『古事記神話入門』&「産経新聞」で『女系図』が

三浦佑之先生から、『古事記神話入門』をご恵贈頂きました。

三浦先生とは十年以上前、対談で一度お目にかかったことがあります。

先生の『口語訳 古事記』は拙著でもよく引用させて頂いてますが、注も充実している上、古老の語り形式の訳がほんとうに良いのです。

 

古事記神話入門』は、これから読むつもりですが(旅に持参するつもり)、関東にはカラー写真、系図もふんだんに入っていてわくわくです。

 

古事記神話入門 (文春文庫)

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私は完全版の大きな本を愛読しています↓

 

口語訳『古事記』 完全版

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口語訳 古事記 神代篇 (文春文庫)

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口語訳 古事記 人代篇 (文春文庫)

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それからきょうネットで知ったのですが、まさかの「産経新聞」で『女系図でみる日本争乱史』が紹介されていました。

まさかの、というのは、これ、フェミニズム的にけっこう意味のあるしごとだと思っていたので、産経さんが! という驚きがあったのです。

そういえば2010年から2015年まで、産経新聞の夕刊で連載していたことがあるんですが、思っていたのより全然自由に書かせていただいて、ふところの深さに驚いた記憶があります。

(今は夕刊もなくなってしまいましたが)

産経さん、ありがとうございます!↓

www.sankei.com

 

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女系図でみる日本争乱史 (新潮新書)

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