山本登朗氏の『伊勢物語事典』、凄い本でした。
伊勢物語に載ってることばということばが、それこそ「弟」とか「宮仕へ」なんて、どの古典文学にもあるようなことばから、「武蔵鐙」とか「初冠」といった、伊勢物語だなぁと思えることばまで、びっしり載ってて、一般的な意味と伊勢物語に見える段数と伊勢物語での位置づけが一目で分かる。
便利だし、平安文学全体の勉強にもなる。
「伊勢物語と中国文学」とか「伊勢物語と史実」、あと伊勢物語かるたの特徴、その他色々な切り口で伊勢物語を切ったものなどもみっちりと収められていて、読み物としても充実してます。
買って損はないと思う。
花鳥社といえば、倉田実氏の『源氏物語絵巻の世界』も、絵巻のアイテムのいちいちに註釈がついてる「図鑑」で、斬新だし、勉強になるのです。
最近の花鳥社はキテる。もちろん良い意味で。
拙著もよろしく! 書き下ろし新刊です。






