風呂が30年近くになったので、Tショールームに三度ほど足を運んだ。
一度目にふらっと立ちよった時は本当に感じが良くて心打たれた。少し話しただけで、私が何を求めているか察してくれて、非常に適切な提案をしてくれた。この提案をベースに商品選びをしたほどだ。
ところが二度目、ちゃんと予約して行った時の担当の人が、私とは相性がダメだった。
tの風呂の床は検索すると、踏むと柔らかいのはいいが、猫などがいると傷がつくことがあると複数人が書いていて、不安だったので質問すると、
「爪とぎの板とかは無いんですか」
と、こちらの飼育方法に問題があるようないいかたをされた。
そのほかにも気持ちがささくれるようなことはたくさん。
といっても、全体的には良い提案もあり、良い人であるなという印象で終わった。
ただとにかく私にとって相性が良くない。ものが言いにくいなという思いは強くあった。
話が通じにくいのである。
二度目はもっとつらかった。
カウンターの話になって、「カウンターはなくしたい」と言うと、「どんな使い方をしたいのか」とのことなので、「ここに台を置いて」と言ったら、「いまカウンターなくしたいと言ったじゃないですか」と。「いやいや、台というのは」と、小さな踏み台のようなものを、水栓の下に置いて、その後ろにフロイスを置き、使うというようなことを絵に描いて説明した。
その他にもあまりにも「●●って言ったじゃないですか」とか、人を責めるような言い方が多いので、
「なんでそんなにつっかかってくるんですか」
と、温厚な私が思わず言ってしまったほど。
しかもカウンターに関しては、夫は私とは反対意見。
これは夫があまりにもボケているんで、実は前日、夫には「カウンターはなくすからね」と、その理由も含めて説明し、夫も「俺はとくにこだわりはないからね」などと調子の良いこと言っていたのである。
理由は狭い所にカウンターは圧迫感があるのと、カウンターと壁の隙間にシャワーホースが挟まってストレスだという意見を複数見つけたこと、掃除が面倒等である。
ところがその記憶がすっぽり飛んでいってしまったのだろう、夫は「カウンター必要論」を長々と展開。
「カウンターがあるってことは必要だからあるんだよ」と言い出す始末。
これがわたし的にはいろんな意味でショックだった。昨日話したのに、と。
とはいえショールームの人はプロ。
「ちょっと言ってることの意味分からないんですけど」
とか感じ悪い発言がありながらも、最終的には良い感じに締めくくってくれたのだが、帰宅後、たまたま緊急の電話を待っている時、着信があって、これは相手には全く非はないのだが、私にとっては間が悪いことではあった。
これに関してはメールで非礼を謝ったが、メールというのは社に送られて個人に送られるわけではないようで(だとしてもそのメールに対する返信はなし)、あとでまた電話があり、見積は今回は施工会社が決まったので、そちらに出して、私には出さないとのこと。
そのついでに、気になっていた搬入経路の件は、事前調査が入ることになりました、と言うと、「それに関しては再三申し上げているようにこちらでは関知していないことなので」
と。
いや、一回目の時は、「全然通りますよ。お風呂の深さが50センチなので」などと言っていたのである。まぁそれはいい。ショールームの人に聞いた私が悪かった。
電話を切る段になり、「見積はともかく、今回の見学でずいぶんデザイン変わったから、変更後のシートだけでもメールしてほしいな」と思い、そう言おうとしたら、電話は切れていた。
後日、オンラインで相談したら、ふつーにデザイン変更後のシートをメールしてくれた。
オンラインは感じ良かったし、商品は本当に良いと思う。
この担当の方も悪い人ではまったくないとは思うが、私にはきつく、つらかった。
大企業だからいろんな人はいるし、相性もあるとは思うが、カウンターをなくすという話をすっかり忘れていた夫に何より腹が立って、それを責めると言い争いになり、ここ二十年では最大級の夫婦げんかに発展。
「離婚しよう」ということになり、夫が二日家出して(結婚37目で二度目の家出。一度目はかれこれ20年程前だから20年ぶり)、戻ってきて、「悪かったよ。大人げなかった」と謝るという大騒動に……。
これが13日朝までのこと。
そうしたら!
世界情勢のせいでtは13日からユニットバスの新たな注文停止、他の有名メーカーも納期未定みたいなニュースが流れてきて、一体この騒動は何だったの? という……。
私に新たなネタを提供してくれるだけという結果になった……。
ある意味、持ってるなと思ったのだった。
ちなみにLショールームにも二度ほど行ったが、こちらは普通に感じ良い。ショールームやオンライン相談へのアプローチもLのほうが敷居が低く、商品もかゆいところに手が届く工夫が色々されていて、消費者目線であると感じた。
ただ全体的なコンセプトという点ではTの方に共感を覚えた。ショールームの人やオンラインの人も自社製品に自信と愛を持っていることが強く感じられたのが素晴らしかったのである。
こうなったらもう風呂も40年とか目指すか、、、






















