猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

2010-01-01から1年間の記事一覧

し根っこ

大晦日は群馬の川場スキー場に行ってきた。 スキーは四十四から始めたが、やっぱし年取ってからじゃダメなのかしら。 一回目はぜんぜんすべれず、転びながら、夫に助けられつつ、ずるずる下までやっとこ。 二回目は奇蹟のように転ばず、ひとりで下まですべれ…

今日は母の見舞い。 行ってみたらゆかに横になっていて、しかも頭には座布団みたいなものを当てて寝ていたのでびっくり。 「どうしたの?」 と聞いたら、 「ベッドから落ちて、戻ろうとしたけど、どうしても戻れなくて、二度目は合法的に寝た」 と言う。 「合…

http://kuromorianno.blog.so-net.ne.jp/2010-12-25#more いいなぁいい家族だなぁ。 ここの蕎麦は本当にうまいんだよね。 父がプロテスタントの信徒だったので、小さい頃のクリスマス時期には、ひいらぎに飾り付けしたり、イブは六角橋教会の聖歌隊が門にや…

12月中旬以降は、近所でやってるってんで、これhttp://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/1290572248.pdf#search='宮台真司%20明治大学'の二日目の五限「帝国主義的分割」、子供が好きそうと思って「行く?」と聞くと、「行く」ってんで行ったら、四限が押して、五限はなしに。でも、「電凸」とか「嫌韓厨」(だったけか?)とか、未知の言葉をいろいろ覚えたし、「過記憶」って概念があるんだと知ったり、なにより子供と聴講できたってのが嬉しかった。

そして友達の家のクリスマスパーティにも。 皆、パリとかアメリカでの生活体験のある人たち。 でも日本でそういう体験を話すと、自慢って受け取られたりすることもあって気苦労もあるようだ。だけど、 「名古屋にいた頃は」みたいなノリで、つい「パリでは」…

昨日は朝倉喬司さんの通夜に行って来た。 サンカ研究会のいつものメンバーが集まっていた。 朝倉さんはとっくの昔に離婚してらしたそうだ。 子供が四人、孫もいるらしい。 そういえば昔、「鳩よ!」の編集長だった大島さんは朝倉さんのいとこと聞いている。 …

今日は早大にいったついでに図書館の二階でやってる「幽霊妖怪魑魅魍魎跳梁跋扈! 異形のものたち2」に行ってきた。 こぢんまりとした展示であったが、「大石兵六物語」が良かった。 兵六餅の兵六もこの物語がもとになっていたらしいhttp://ja.wikipedia.org/…

カニ枕

昨日は一回限りというんでうっかり引き受けた講座。やっぱし緊張するし疲れる。喋りはほんとに向いてないから、するもんじゃないなと再確認。 写真は蟹。 ストーブと猫1のあいだで解凍しようとしたら、枕にされた。

癒しの味

今年はサツマイモが不作とのことで、大好きな焼き芋があんまり食べられない。 二度ほど買ってみたけれど、去年のような甘さもないので、もっぱら干し芋をおやつにしている。 風邪でのどが痛かったので、ふと思いついて、昔、金沢に行った時、買った俵屋のじ…

来年一月は六歳(ヒトで言えば40歳)になるのに、子犬のように見えるシバ。 ぐっどうぃる博士の『思い通りにならない恋を成就させる54のルール』(講談社+α文庫)、一気読み。 ぐっどうぃる博士の恋愛相談に出逢ったのはもう何年も前のこと。 男に振られ、冷たく…

今日は公園に行ってきました。 子供たちの蹴るボールをうずうず見つめるシバ。 「うちも仲間に入りたい……」

う゛〜、わんわん(12/3)

父から「柿とチョコレートは美味しいと食べるのでこれからも(ママのいるホームに)持ってく積もりだ」とのメール。 なんでそれをわざわざ私に知らせる? 母は医者に「ホームの食事とおやつで十分だからご主人は余計な食べ物は持ってこない方が」と言われたばか…

玄関犬

昨夜は物凄い風雨で、シバは玄関犬に。 晴れてからは外に出たがったので、いったん出したものの、土がべちゃべちゃなのがイヤなのか、すぐ入れてくれアピール。 またもや玄関犬に。 すやすや。 なんだかこんがりおいしそうに見えてしまうのは私だけ? 私の風…

新刊出ました

WEB日本語の連載を大幅に削ったり直したり。 またコラムも五本つけ加えました。 どうぞよろしくお願いします。快楽でよみとく古典文学 (小学館101新書)作者: 大塚ひかり出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/12/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 55回…

11/27母の見舞い。 大渋滞で藤沢まで二時間半以上かかり、着いたのが向こうの夕食時だったので、そのまま実家の父のもとへ。 父によると、ママはマッサージのお兄さん(29歳)を気に入っていて、 「結婚するんだと言ってる。俺はどうなるんだと聞くと黙ってる…

『渇望』

亀山早苗さんの『渇望』。 サブタイトルは「性、更年期、そして孤独感」。 帯は「書かれなかった五十代の性(さが)」。 これって、私(来年、五十ですから)のために書かれた本じゃないの!と、そのど真ん中ぶりに、ページを開けば、 「七年ぶりのセックス以来、…

うまいもん

浮きみ沈みみの毎日ですが、なんとかまぁ生きてます。 美味しい店にも行きました。 虎珀。http://r.tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13049130/ おいしかった。 おいしいだけじゃなくほんとに感じよかった。 食べたあと、私らしからぬ前向きな力が湧いてくる…

ひとりでは重すぎる

中高の同窓会(物凄い久々に会う人いっぱいで楽しかった。女ばかりは気楽でいい)が藤沢であったついでに母の見舞い。 一年前から車椅子を使っているのに、いっこうに操れない。 足もすっかり駄目。 でも私のことは忘れないみたいで、排便の手伝いをしたら、 …

陣馬山

今日はふと思い立って車で陣馬山に連れて行ってもらった。 猿が大きいのや小さいのや、ガードレールにいっぱいのっかってて驚いた。 なかなか食べ物にありつけず、陣馬山にあった、看板に「御宿」って掲げてるとこで、 「食べ物ありますか?」と聞くと、 「お…

今日は古代メキシコ・オルメカ文明展に行ってきた。 ほんとは11/13、14なら午後一時半から芝崎さんのトークがあるらしいので、そっちが良かったのだが、今日が都合が良かったので急遽。 芝崎みゆきさんの『マヤ・オルメカ不可思議大全』で予習していたおかげ…

『古代マヤ・アステカ不可思議大全』

12/1発売の『快楽でよみとく古典文学』(小学館新書)、今日、責了。 少しは売れてくださいませぱちぱち。 それはそうと、おとといテレビで見てピンときたので、今、芝崎みゆきという人の『古代マヤ・アステカ不可思議大全』というのを読んでるんだが、これが…

『快楽でよみとく古典文学』

WEB日本語での連載を大幅に加筆訂正し、コラムなんかも付けて、いま再校中です。 久しぶりの本。 12/1、小学館新書から出ます。 雀さんのお料理教室が美味しそうで楽しそうだ。 http://suzumeno.exblog.jp/14927358/ 夕方から頭が痛くてだるくなって二時間寝…

昨日は大学時代に一年ちょっとていどいた日本民俗学研究会の同窓会があって、行ってきた。 皆、皺も少なく、お腹なんかも出てなくて、若くてびっくり。 とても楽しかった。 誘ってくれたB君に感謝。 今日は母の見舞い。 老人ホームが連れてってくれた牧場の…

牡丹が気になる

昨日は玉三郎の牡丹亭。 最初、あまりの退屈さにどうしようかと思ったけど、それもまぁ言ってみれば遠山の霜月祭のような気持ちいい退屈さで(っても霜月祭、寒いし煙いし、辛い部分も多いけどね)、こうした悠長さって神に捧げるっぽい歌劇の特徴なのでしょう…

雀さんがお料理教室!

中高一緒だった雀さんが、待望のお料理教室を! 雀さんならお料理もお喋りも楽しいんだろうなぁ。 心の芯から栄養がつきそう。 http://suzumeno.exblog.jp/14846862/ 『古今著聞集』の“わづかなる小まらの、しかもきぬかづきしたる”って形容、凄いよなぁ。さ…

おととい土曜は母の見舞い。「週刊朝日」10/29号週刊図書館「忘れられない一冊」でメーテルリンクの『蜜蜂の生活』を、いつもの失恋話にからめて紹介してます。 この話題、十年一日なんだが、しかし、私にとってはやっぱり強烈で、忘れがたい体験なんだよな…

最近犬の散歩でよく爺婆に話しかけられる。こないだは「私、七十歳なの」という女が近づいてきたら、シバもなついている。 「犬好きが分かるのねー。犬は自分に優しくしてくれる人を知ってるから」 などとフレンドリー。忙しい時だったからあんまり長くなら…

金玉夫人(て書くと凄いな)

昨日は母の見舞い&実家の父のもとに北軽井沢の土産を。 土産は、午年生まれで馬グッズを集めてる父のために、うちの子が馬の起き上がりこぼしを買ったから届けに。 「どうせもうじーじも死ぬだけだし、そんなもん棺おけに入れて燃やしちゃうから買うのは無駄…

遅い夏休みで北軽井沢に行ってきた。シバと。 北軽井沢は、夫によれば、軽井沢と無理やり名をつけてイメージアップしようとした田舎だというが、爽やかでとってもいい所だったよ。 宿には、甲斐犬のカイくんていう、柴犬だからシバと同じ発想の名の雄犬が泊…

母方祖母が戦後、夫を亡くした時、入手した借地だった庭は広く、もともと植わっていた栗のほか、枇杷、いちぢく、梨、ぶどうや、父が園芸好きで柿、梅やくこ、サカタのタネで一月ごとにぼけやくちなし、のうぜんかずらといった木草を植えていた。

そうした植物もさることながら、 最近、おおいぬのふぐりとかはるじょおん、猫じゃらし、ひっつき草といった雑草がなつかしくてたまらない。 やぶからし、たけにぐさなどの大きな雑草も、いつも遊んでたすぐ近くの公園の裏に広がる藪に生えてて、たけにぐさ…

虹の男

先坊幸子・森野繁夫校注訳の『捜神後記』(白帝社)を読んでたら、78話は、謎の男とセックスした人妻が子を生んで、夫が帰ってきたので男の指示通りに隠して育てていたら、風雨と共に男が来たと思うと、子供を連れて去った。すると再び風雨が起きて真っ暗とな…