猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『月刊望星』記事訂正

『月刊望星』10月号でインタビューを受け、二条の『とはずがたり』について話したのだが、そこで私がゲラで直した記事が直っていなかった。その箇所は、 21ページの上段。 (ゲラ)「阿仏尼〜(略)〜『乳母の文』〜(略)〜その中の一説に「あらぬところを床(ゆか…

こないだ奥多摩の日原鍾乳洞へ行った。私は実は大の鍾乳洞好きで、今までも秋芳洞はもちろん、竜河洞などあちこち行っている。洞窟も好きで、田谷の洞窟や江ノ島の洞窟にも行った。 が、忘れていたのだが、日原鍾乳洞は寒かった。鍾乳洞は一年中、気親が一定…

サイデンステッカー

が、26日、死んだ。英訳はアーサー・ウエイリーのほうが先だけど。 二人の「桐壺」訳の冒頭の違い。アーサー・ウエイリー(1933) At the Court of Emperor(he lived it matters not when)here was among the many gentlewomen of the Wardrobe and Chamber on…

十歳にして愛を知った。

八十年代のバブルのころ、コピーライターがタレントみたいになって、じっさい女優と結婚する人も多かった。まさに花形職業だったのだ。 眞木準は浅野温子と結婚したし、糸井重里は樋口可南子と結婚した。共に電通とかのじゃなくて、フリーのコピーライターだ…

背中に虫がついてるよ

★自治体や警察が配信する「安全メール」に登録している。盗難や痴漢に関する情報が多いのだが、こないだ、こんなのがあった。●「女子児童に対する声かけ事案発生。 ○月○日午後○時ころ,××の路上を歩いていた女子児童に対し,自転車を押して歩いていた男が「…

父の指輪

父の指輪 七十七歳の父は最寄りの駅前の紅茶の専門喫茶店で、毎週、折り紙を教えているそうだ。最寄りといっても歩いて十分はかかるし、山坂や階段の多い道である。私などは、実家に帰るたびに歩くだけでしんどい。その先に、脳卒中で何度も倒れて、まだらぼ…

『源氏』ノイローゼ

毎日、朝から晩まで『源氏物語』の訳をしていると、本当に先が見えなくて、また目も痛いし、子供とどこかに行けないし(といっても夏休みはプールとかに十日に一度くらいは行く心構えで頑張ってきたが)、何もかも投げ出したい気分になってくる。 が、あの瀬戸…

なまえ

メールで「大塚さん」と呼ばれると、「えっ」と思う。「大塚」と「さん」が嫌なのだ。 仕事のメールで「さん」付けメールは今までもらったことがない。 「大塚ひかり様」 「大塚ひかり先生」 である。 これが馴れてくると、 「大塚先生」「大塚様」「大塚さ…

ジャクレンボウシャ

今日(8/2)は子供と芸大の「金比羅宮書院の美」展と、科学博物館の「インカマヤアステカ展」に行った。 金比羅宮書院の襖絵の中でもやっぱり私ら二人がひきつけられたのは、使いの者が控える「虎の間」である。 「かわいい〜〜どうみても猫じゃん。円山応挙、…

走る少女

『源氏物語』の資料の整理をしていたら、昔、切り抜いておいた『群像』の1997年二月号での瀬戸内寂聴と橋本治の対談が出て来た。タイトルは「源氏物語 新しい魅力」。 ここでこんな会話が冒頭のほうに出てくる。 瀬戸内 橋本さんにお目にかかるから、『源氏…

WEB日本語、更新

http://www.web-nihongo.com/column/yakusenai/index.html 今後も一日に更新されるようです。