猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

「毒親の日本史」10

爺猫ポロちゃん、きょうも暑い中、丸尻でガムバってます。

心配だったうんこもして(ヨーグルトと粉のビオフェルミンで便秘解消)、さっぱりした感じ。

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これがとても便利。以前、ポロが便秘になった時、処方された薬もビオフェルミンオリゴ糖だった。↓

大正製薬 新ビオフェルミンS細粒 [指定医薬部外品]
 

 

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毒親の日本史」10更新されました。

今回は、阿仏尼について書きました。
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あづすぎてずっと丸尻

いきていると心配事は絶えませんね……。

いきるって本当に面倒です。

 

 

そんな中、今年二十歳になる爺猫のぽろつんは私の救いです。

毎日激アツなので、丸尻をゆるしてます。

半身不随なので、トイレに行く前に、シートでおしっこしてしまいますが。

 

 

 

可愛らしく足を抱えて。

 

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 8/16、F

8/19、夫のみF

8/25夜、F

 

死骸敵対……日本人の遺体観

毒親の日本史」の仕事で、『吾妻鏡』の、婿の留守中、父が娘と性交しようとして、拒まれたので自殺した、婿は妻が父親に従わなかったのを「不孝」として離縁し、出家して舅の菩提を弔ったというような記事を紹介した(掲載はもっとずっと先)。

 

色々ツッコミ所満載で、なんで娘が非難されるんだということが毒親日本的にはまずあるんですが、ここで注目されるのは、近隣の人が、自殺した父親の死骸を見に来たということで、これについては、「死骸敵対」という中世のことばと結びつけて、勝俣鎮夫が書いてます(『中世の罪と罰』所収)。

「死骸敵対」とは主として相続の時などに使われることばで、たとえば、弟が兄と相続争いをする時などに、父の遺言をもちだして、兄の言い分は父の意向に添わない、父の死骸に敵対している、というような使い方をする。

こうしたことばが成立するのは、死骸が単なる死骸ではなく、「霊力」があるという観念があるからといいます。

古代には、死骸をすぐには処理せず、死骸に問うということも行われていたようです。

 

 

大事なのは、死骸の意志を叶えてやるということのようです。

 

 

 

今ではそんな観念も失われたかと思いきや、よく言われるのは、航空機事故などで、日本人の遺族は遺体にこだわるということです。

遺体を発見して、収めるということにとてもこだわりが強いというのです。

 

 

そういえば母方曾祖父は、関東大震災の時、関東の祖母を案じて関西からお金や物資を持って出て来たのですが、そのまま行方不明になって、遺体もないということを祖母に聞いたことがあります。

祖母曰く、電車から振り落とされて大井川にでも沈んだのではないかとのことでしたが、大金を持っていたとのことなのでたぶん殺されたのではないか……。

 

 

遺体もないということを祖母が強調していたことが思い出されます。

 

 

 

きょう、久しぶりに母の夢を見ました。

母は脳出血を二回やって今は老人ホームにいます。かれこれ10年になります。

コロナ以降は面会謝絶となり、6中旬以降は予約制になりましたが、感染者の多い東京住まいなので、行くのを控えていました。

 

 

そうしたら今日、久々に母の夢を見た。

私にかかってきた電話二件を母が取って、二件とも私への誘いの電話だったのに、勝手に私は行けないと母が答えてしまった。

それで私は激怒して、母と言い争いになり、母の頭を叩くと、母も殴り返してくる、という夢です。

 

起きてからも、凄い束縛感がありました。

そうしたら夜、母のことで親族から電話があり、いよいよ母もカウントダウンに入ったようなことを言うのです。

 

 

 

夢もよりによって電話の夢だったし、色々腑に落ちる事がありすぎて、なんだか凄く動揺しています。

 

 

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「スキャンダルで読む百人一首」45

「ハルメク」九月号スキャンダルで読む百人一首45回目は謙徳公(藤原伊尹)。

色好みで有名な彼、北の方に詰め寄られたり、女に冷たくされたりした時、出家する! と言ってます。

でも出家しない。

夫の女関係に嫌気が差し山寺に籠もりながら戻ってきたため“あまがへる”とあだ名された道綱母の男版ですね。

ちなみに道綱母の夫・兼家は伊尹の弟です。

 

magazine.halmek.co.jp

 

情けなくて不快な土曜日

源氏物語』全訳してるんだから、そんなこと分かってるし、文中にも平安時代、ラブレターの代返をすることはありがちなことだったのか、と書いてます。

そもそも、ラブレターは代筆から始まるというようなことは、今までもあちこちで書いているんだけど(とくに女側はまずは代筆・代返です。ただ男ははなから自分で書く場合がほとんど)、まぁそんなものを読んでるわけないか。

私の書き方も悪かったのかもですが、タイトルもちょっと扇情的ですよね(だけどこれは編集部が、よりたくさんの人に読んでもらおうと思ってつけているのだから、そのへんを分かってもらいたい)。

 

何が情けないって、こんなことも知らずに文章を書いてると思われているのが情けない。

私の全訳も読んでる人はあんまりいないんだろうなぁ。

 

増刷もほぼなく、ほそぼそとやっている中、本当にモチベーション下がります……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毒親の日本史9

毒親の日本史九回目、更新されました。

www.dailyshincho.jp

 

よろちこ。

 

女系図でみる驚きの日本史 (新潮新書)

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女系図でみる日本争乱史 (新潮新書)

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エロスでよみとく万葉集 えろまん

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  • 作者:大塚 ひかり
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いつもシバのいたところに

爺猫ポロつんが。

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気持ちよさそうにびよーんとのびて寝てる。

 

 

 

 

 

女系図でみる日本争乱史 (新潮新書)

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女系図でみる驚きの日本史 (新潮新書)

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ビブリオバトルで私の本が!

今更ながら、ビブリオバトルで、私の『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』を取り上げてくれてる方がいることを知りました。

嬉しいですね〜〜。

昔話は私の原点ですからね。

この本、書くの、本当に苦労しただけに、嬉しい。

www.youtube.com

 

 

 

 

これも、今さらながら発見して嬉しい。

『ブス論』、絶版だけど。

www.youtube.com

 

ブス論 (ちくま文庫)

ブス論 (ちくま文庫)

 

 

爺猫ポロはひとりで元気にしているよ。

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