一生日の目を浴びぬまま死んでいくのかという不安……。
私は吸血鬼か。
ということで思い出した。
食中毒だか何か分からぬ気持ち悪さに襲われた日に、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994年)をみたのだった。
もう三度目。一見、爽やかなトム・クルーズの得体の知れなさがよく出ていていい。これのどこが好きってトム演じるヴァンパイアのレスタトが復活して車を運転するラストシーン。血とか気持ち悪いから、あいだの色んなシーンはいつも早送り。
ブラッド・ピットの暗い自分語りを「もう何世紀も聞き飽きたよ」って嗤うところもいい。
ねぇ。ヴィクトリア時代よりはるか昔から生きてるのに、車も運転できるのよ。この物凄い時代への適応力。