きのうから頭が割れるように痛いので、犬の散歩が一日に一回に減っている。今日はまだしていない。きのうは、週に三日透析を受けてる友人(まだ48)からハガキが届いて、「せつなくおハガキ戴いたのに、一カ月近く経ってしまひ」などとあり、「せつなく」受け取ったのかと思って、目を凝らしたら「せつかく」だった。この人はオジイサンでもないのにいつも旧仮名混じりの達筆で寄越すから判読が難しいのだ。「これからあとどれだけ仕事をできるのかと思ふと」とも書いてあり、せつなかった。
散歩をしてやらないと、シバはふだんよりいっそう甘えん坊になって、裏口にただずんでいることが多い。裏が山ででもあったなら、放してあげて、好きなだけ走り回らせて、そうして飽いたらまた戻って来させられるのに。
田舎の犬などは、昔はそのようにして飼っていたことが多く、散歩などさせなかったと以前、仕事で知りあった人が言っていたのを、思い出す。
