猫も羽<わ>で数えましょう(旧「大塚ひかりのポポ手日記」since2004)

一切皆苦の人生、だましだまし生きてます。ネットでは、基本的にマイナスなこと、後ろ向きなことを書くスタンスですが、ごく稀にうっかり前向きなことを書いてしまう可能性もあります。

「犬に癒される人」に癒される。

maonima2006-12-23

 家の中にいても、安普請のせいか、よく外の物音が聞こえてくる。
 さすがに道行く人の声までは聞こえないのだが、シバに話しかけるため、立ち止まったり、通りすがりにシバに話しかける人の声はよく聞こえる。
 それで可笑しいのは、郵便配達やゴミ収集、ガスの検針といった業者の人たちが、シバに話しかけていることだ。
 さっきもゴミの収集の人が「また来たよー」とシバに声をかけていた。うちとお隣の境に二軒のゴミを集めているのだが、そこはシバがいる場所のすぐ前。それで、ゴミの収集が来ると、シバはつつーっと見に行くのである。それで、ゴミの人もつい話しかけるようになったようだ。
 郵便の人もいつも話しかけている。やはりお隣との境界の通路はシバのいるところに隣接していて、お隣に来た郵便の人が通ると、シバはそれをつつーっと追って見に行く。
 郵便の人はおそらく吠えられないようにするためもあるのだろうが、シバは最近こそ、怖いと吠えるようになったものの、前は全然吠えなかったから、きっとつつーっと自分を追ってくるシバが可愛くて、「ほほーい」とか「バイバーイ」とか「よっ」とか「またな」とか言っているのだろう。
 シバに癒されているのだと思う。
 そして、そのようにシバに癒されている人々の言動に、家の中の私は癒される。
 なんか、動物っていいな、人間ていいな、って、「まんが日本昔話」のテーマソングじゃないが、そんなほんわかした気持ちになるのだ。